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商用バンをキャンピングカーに改造したら…… 9カ月後の“驚きの変化”に「超クール」「これをやりたい」【海外】(1/2 ページ)

配達用の商用バンが快適空間に。

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 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2023年9月にYouTubeに投稿された、商用バンを約9カ月かけてキャンピングカーに改造するタイムラプスです。動画は記事執筆時点で135万回以上再生され、2万件以上の高評価を獲得しています。

ベース車両は“中古の商用バン”

 投稿者は、バンを改造した“自作のキャンピングカー”で英国のさまざまな場所を探検しながら旅をする、YouTuberの「Love Sundays(@LoveSundays)」さんです。

 自作キャンピングカーのベース車両にしたのは、2017年式の「フォード・トランジット」2.2リッターディーゼル。荷物を多く積み込める商用バンとして知られる車種であるため、車高が高くホイールベースが長く、車内で動き回れるスペースがたっぷりとれるのが特徴です。

バンをキャンピングカーにリノベーション
【ビフォー】2017年式のフォード・トランジットをベース車両に

 まずは、合板製の古くなった内装をすべて剥がしてバンを掃除していきます。車内がきれいになったらペンキなどで修繕し、不要な穴を埋め、木枠を設置して断熱材を敷き詰めていきます。

バンをキャンピングカーにリノベーション
既存の内装をすべて剥がし、ホイールアーチや床下に断熱材を敷き詰めて隙間ができないようにアルミテープでふさいでいく

 その後、カーペットを敷き詰めてから新しい床板を貼り、防音シートを使用して壁面パネルを埋めます。配線用のチューブ(ケーブルコンジット)を通したら、側面と天井にも断熱ライナーを貼り、断熱材を敷き詰めてから壁に木製フレームを設置していきます。

徹底した防水対策を行い、床や天井や壁面にも断熱材を設置

 そして、カビの原因となる結露や水漏れが起きないよう徹底した防水・防湿対策を行って密閉。バンの天井にソーラーパネルを固定してから、各種電装系の配線を行い、バンの壁面にも合板を貼って塗装します。

 さらにビニール製の床をアルミフレームで固定して、ベッドフレームに。簡易トイレや、ゲスト用の簡易ベッドにもなるソファーを配置してから天井に穴を空け、巨大な換気装置も取り付けます。メインベッドフレームの下には、大型バッテリーやソーラー充電コントローラー、各種電装系の配電盤などを設置していきます。

各種内装設備と天井板を配置すればキャンピングカーの完成です。

 そして、IKEAで注文したユニットキッチンを設置。各ユニットを配置したら、カウンタートップを設置し、各種照明も取り付けていきます。

バンをキャンピングカーにリノベーション
【アフター】リア側から見たキャンピングカーの内装

 ベッドやソファー、シートなどにも塗装を行い、冷蔵庫も設置します。マットレスやテーブルなどの内装設備も配置し、天井板や収納用の棚なども取り付けたら、待望のキャンピングカーの完成です。

バンをキャンピングカーにリノベーション
【アフター】立派なベッドルームに

 ちなみに、この改造にかかった総費用はバンの車両代や、新しいエンジンの代金も含め2万2000ポンド(約415万円)ほどだったそうです。

「ライトが点灯したときのあなたの顔。プライスレス!」といった称賛の声

 動画のコメント欄では、「これをやりたい」「超クール」「挑戦的ですが、同時に本当にいやしにもなります」「こういった夢を持ちながらも、どこから始めればよいのか分からない私たちを助けてくれました」「現在14歳の孫が本気で欲しがっています!」など、称賛の声が多く寄せられていました。

 詳しい制作過程や自作キャンピングカーでの生活はYouTubeチャンネル「Love Sundays」(@LoveSundays)に数多く投稿されています。

Love Sundaysさんのキャンピングカーでの生活

恐るべきソロ・ステルス・バン・キャンプの失敗
見知らぬ人にバンに閉じ込められる!恐怖のソロバンキャンプの悪夢

画像はYouTubeチャンネル「Love Sundays」(@LoveSundays)より引用

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