5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2022年9月にYouTubeで公開された「手作りキャンピングカー」のメイキング動画です。
ベース車両は“中古の商用バン”
動画を投稿したのは、ポルトガルを拠点に活動する映像作家・Bernardo BacalhauさんのYouTubeチャンネル(@bbacalhau)。チャンネル登録者数が36万人を超える人気YouTuberです。
キャンピングカーのベースとなるのは、欧州などで人気の商用バンで、広々とした貨物スペースが特徴です。
手始めに車内の余計な物を取り外していきます。運転席と貨物スペースの分厚い仕切り板などには電動ノコギリを持ち出して、大胆に切断していきます。
車内がすっきりしたところで、木製の自作フレームを荷物室の内側に仕込みます。運転席から後部へ自由に移動できるように、座席部分も撤去してしまい、錆び付いたパーツなどは取り外して、助手席は回転式に変更します。
次は天井部分に穴を空けて換気扇を取り付ける作業や、運転席の上に棚を設置する作業などを行います。
貨物スペースだった後部は、4層の断熱材を貼り付けていき、フロアに敷いた床板の上にフローリング材を設置します。
各種内装設備と天井板を配置し、キャンピングカーの完成。
基礎となる部分が出来上がったら、いよいよインテリアの設置に取り掛かります。木製の内壁を設置して、トイレやキッチン、冷蔵庫といった設備を整えつつ、収納スペースも作成していきます。
途中で寸法の確認ミスが発覚して、市販のキッチン用カウンタートップが使えなくなるといったトラブルもあったようですが、自作することで難を逃れました。
外装の塗装、ソーラーパネルとバッテリーの設置、水回りの配管といった専門的な作業については、素人では危険だと判断してプロを雇って作業にあたってもらったそうです。
最後にシャワールームや跳ね上げ式のベッドを取り付けて、天部周りの内装と照明を設置したら、夢のキャンピングカーが完成しました!
ちなみにこの改造にかかった期間は、18カ月間だったそうで、苦労の跡がそこかしこから滲んできますね。
「プロセス全体を共有してくれて本当にありがとう!」といった称賛の声
約18カ月かけたというキャンピングカー作りの動画は、465万回以上も再生され、9万6000件以上の“高評価”が寄せられています。
動画のコメント欄では、「信じられない!」「素晴らしい」「今まで見た中で最高の動画だ」「驚くほど美しいバンだ」といった反響が寄せられていました。
画像はyoutubeチャンネル「Bernardo Bacalhau(@bbacalhau)」より引用
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「うちのマンションよりも広い!」 2階建てのバスを改造したキャンピングカーに「走る家!」「ホテルですやん」
これは……完全に“家”ですね。欲張りセットすぎるだろ! ボートとキャンピングカーを融合させた電気自転車「Z-Triton」爆誕 海外でじわりと話題に
価格は1万4500ユーロ(約185万円)です。商用バンをキャンピングカーに改造したら…… 9カ月後の“驚きの変化”に「超クール」「これをやりたい」【海外】
配達用の商用バンが快適空間に。70代夫妻が始めた「帰らなくてもいい旅」が夢みたい トラック荷台に広がる空間に「最高の過ごし方」「まるで自宅」
夫妻のすてきな旅に癒やされる。