【大河ドラマ】「坂本龍馬役」人気ランキングTOP10！　1位は「龍馬伝」福山雅治さん【2021年最新投票結果】

　ねとらぼ調査隊では、2020年2月4日から2月17日まで「大河ドラマで一番好きな坂本龍馬役は？」というアンケートを実施していました。

【大河ドラマ】「坂本龍馬役」で一番好きな人は誰？ | ねとらぼ調査隊

　1963年の放送開始以来、長い歴史を誇るNHKの大河ドラマ。これまで数々の作品が制作されてきましたが、幕末を代表する志士・坂本龍馬の人気は高く、幕末を舞台とする大河ドラマが制作されるたび、「誰が龍馬を演じるのか？」が話題となっていました。　そこで今回は「大河ドラマで一番好きな坂本龍馬役は？」というアンケート…

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　投票対象となったのは、これまで放送された大河ドラマのなかで「坂本龍馬」を演じた10人の俳優。今回は4225票の投票をいただきました！　それでは、結果を見ていきましょう。

第10位：中村敦夫（三姉妹）

　第10位は「三姉妹」の中村敦夫さん。得票数は17票（全体の0.4%）でした。

　大河ドラマで坂本龍馬が初めて登場したのが、1967年放送の5作目「三姉妹」でした。幕末から明治維新の動乱を旗本の家に生まれた3姉妹と一人の浪人を主軸に描いた物語で、坂本龍馬役は「木枯らし紋次郎」など数々の時代劇で活躍している中村敦夫さんが演じました。

第9位：夏八木勲（花神）

　第9位は「花神」の夏八木勲さん。得票数は47票（全体の1.1%）でした。

　大村益次郎を主人公に幕末を描いた「花神」は、1977年に放送された大河ドラマ15作目の作品。この作品では、夏八木勲さんが龍馬を演じました。なお、お龍役はアニメ映画「風の谷のナウシカ」のナウシカ役でおなじみの島本須美さんでした。

第8位：伊原剛志（花燃ゆ）

　第8位は「花燃ゆ」の伊原剛志さん。得票数は62票（全体の1.5%）でした。

　吉田松陰の妹・文を主人公とした2015年放送の54作目「花燃ゆ」では、伊原剛志さんが龍馬を演じています。コメント欄では、「スマートではなく、無骨な感じがあるので、伊原さんを推します」という声があがっていました。

第7位：佐藤浩市（翔ぶが如く）

　第7位は「翔ぶが如く」の佐藤浩市さん。得票数は76票（全体の1.8%）でした。

　1990年放送の28作目「翔ぶが如く」は、司馬遼太郎さんの同名小説が原作となっています。西郷隆盛と大久保利通の友情と対立を描いており、この作品で竜馬を演じたのは佐藤浩市さん。わずか5話の登場にもかかわらず、強い印象を残しました。

第6位：藤岡弘、（勝海舟）

　第6位は「勝海舟」の藤岡弘、さん。得票数は115票（全体の2.7%）でした。

　1974年放送の12作目「勝海舟」は、「江戸城無血開城」の立役者として知られる勝海舟を描いた作品。主人公・勝海舟を渡哲也さんと松方弘樹さんが演じています。この作品で坂本竜馬を演じたのは、「仮面ライダー」の本郷猛役でおなじみの藤岡弘、さんでした。

　コメント欄では、「程よい野性味と知性が感じられて人懐っこい笑顔がチャーミングでした」という声や、「高知県民の目線で言わせてもらうと一番しっくりくるのは同じ四国出身の藤岡弘、さん。他の役者さんが演じる龍馬は“土佐弁”ではなく“幡多弁”を喋ってる」といった高知県民からの意見も。

　また、「本郷猛を演じた人なんだから絶対すごい人だと思って、歴史に興味がないのに『勝海舟』見だしました。そして坂本龍馬に鷲掴みにされ、学芸員になりました」と、藤岡さんの竜馬がその後の人生を決めた、という人もみられました。

第5位：北大路欣也（竜馬がゆく）

　第5位は「竜馬がゆく」の北大路欣也さん。得票数は158票（全体の3.7%）でした。

　6作目の大河ドラマ「竜馬がゆく」は、司馬遼太郎さんによる同名小説をドラマ化した作品。坂本竜馬を主役とした初めての大河ドラマで、当時25歳だった北大路欣也さんが竜馬を演じました。

　大河ドラマでは初めて「主人公が出身地の言葉でセリフを言う」という試みが行われており、北大路さんは家での会話も土佐言葉で話すようにするなどの努力をしていたそうです。また、当時から多数の時代劇に出演していたものの、竜馬の使用する「北辰一刀流」は未経験で、クランクイン前から稽古に励み役作りに打ち込んでいた、というエピソードもあり、北大路さんの竜馬への情熱がうかがえますよね。

第4位：玉木宏（篤姫）

　第4位は「篤姫」の玉木宏さん。得票数は160票（全体の3.8%）でした。

　2008年放送の47作目「篤姫」では、玉木宏さんが龍馬役を演じました。玉木さんは「シリアスな場面を笑い飛ばせるような内面の強さ」を表現しようと、役作りにあたって「笑い」を一つのキーワードにしたそうです。主人公・篤姫の幼馴染である小松帯刀との友情が描かれており、希望に満ちあふれた快活でどこか楽天家な龍馬を体現していました。

第3位：小栗旬（西郷どん）

　第3位は「西郷どん」の小栗旬さん。得票数は205票（全体の4.9%）でした。

　2018年の57作目「西郷どん」では、小栗旬さんが龍馬役に。出演者発表会見で西郷隆盛役の鈴木亮平さんが「ちょっと海上がりのサーファーみたい」と風貌を評したように、ワイルドなかっこよさと色気がありましたよね。作中では重々しい場面だけでなく、西郷と意気投合し自宅にも招かれるなど、2人のちょっとした日常も描かれていました。

　コメント欄では、「小栗旬さんの存在感には出演回数が僅かだったにもかかわらず、ドストレートにハートに残りました。こんなにもワイルドでセクシーなダイナマイトヒーローをみたことがありません」という声があがっていました。

第2位：江口洋介（新選組！）

　第2位は「新選組！」の江口洋介さん。得票数は356票（全体の8.4%）でした。

　2004年放送の43作目「新選組！」は、三谷幸喜さん脚本による、幕末を駆け抜けた新選組をメインに描いた作品。この作品では、坂本龍馬は青春時代の近藤勇や土方歳三と出会い、黒船を一緒に見るなどして友情を育んでいた、という斬新な設定となっていました。

　坂本龍馬を演じたのは、江口洋介さん。江口さんは「新選組！」で演じた龍馬に対し、「いつも勇の前に風のように現れ鮮烈な印象を残してひらりと去って行く。ふたりが青春時代に出会っていたら意気投合して友情が芽生えるというのも不自然ではないですよね」とインタビューで語っています。

　ドラマでは快活な雰囲気としぐさ、そして気持ちのいい笑顔がステキでしたが、コメント欄でも「新選組の江口洋介はあの快活さが福山さんよりも勝ると思う」という声があがっていました。

第1位：福山雅治（龍馬伝）

　そして第1位は「龍馬伝」の福山雅治さん。得票数は3029票（全体の71.7%）と、圧倒的な支持を受けて1位となりました。

　2010年放送の49作目「龍馬伝」は、北大路欣也さんによる「竜馬がゆく」以来2作目となる、「坂本龍馬が主人公」の大河ドラマ。福山雅治さんが主演を務め、「これまでにない新しい龍馬像」を作りあげました。

　コメント欄では、「段々と龍馬になっていく福山さんが凄い」「福山さんの龍馬は色気があった。縁側みたいな所で三味線弾いてた所とか。綺麗な龍馬だった」「龍馬伝の福山さんが1番だと思う。龍馬伝メチャクチャ良かったですよ。テーマ曲も龍馬が突き進むような躍動感があり、凄く良かった」と、福山さんの龍馬や作品そのものを推す声が多数みられました。

コメント欄で多かったのは……

　コメント欄では、歴代大河ドラマの龍馬だけでなく、その他のドラマで龍馬を演じた俳優に対するコメントも多く寄せられていました。

　なかでも多かったのは、2009年と2011年にTBSで放送されたドラマ「JIN-仁-」で坂本龍馬を演じた内野聖陽さん。「歴史には疎いけど坂本龍馬ってこんな人だったのかもと思わせてくれた『JIN』での内野聖陽さんの坂本龍馬ですね。大河のみか……選べなくて、まっこと残念ぜよー！」「坂本龍馬と言われたら『JIN』の内野さんがパッと思いついたけど、大河限定なのね……」といったコメントがみられました。

　その他にも、「映画『天外者』の三浦翔平さんの坂本龍馬も入れてあげたい」「大河ではないが、原田芳雄さん！」「坂本龍馬のハマり役といえば武田鉄矢さんだなぁ」と、大河ドラマ以外の作品からもさまざまな名前があがっていました。投票ありがとうございました！