【一人暮らしの冷蔵庫】狭い置き場所のための事前チェック・選び方のコツ

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 一人暮らしを始めるときに、必ずほしい家電といえば冷蔵庫。しかしワンルームや1Kなどの狭い台所の場合、「置く場所に合わない……」となりがち。それを防ぐためには、事前のチェックが肝心です。事前のチェックポイント、冷蔵庫選びのコツも解説します。

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一人暮らしの狭い台所は冷蔵庫の置き場所をしっかりチェック!

 一人暮らしで、特に狭い台所などに冷蔵庫を置く場合、以下の4つのチェック項目をしっかりと確認してから購入するのがポイント。

 特に1Kなどの狭いキッチンでは、スペースが限られているため、図面だけでなく現地を確認したり、不動産屋さんに測ってもらったりするのがおすすめです。

冷蔵庫の左右や上部にスペースがあるか?

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

【左右は1〜10cm・上部は5〜10cm必要】

  • 左右には少なくても1~10cmの隙間が必要
  • 上部には5~10cmの放熱スペースを取れるようにしましょう
  • 背面の隙間は5mmでもOK

 最近の冷蔵庫は左右や上部に放熱スペースがあるので、横と上部の放熱スペースを特に意識します。ここで必要なスペースを確保しておかないと、熱がこもって効果的な冷却ができなくなってしまうので要注意です。

※メーカーや機種によって、放熱スペースが背面にあったり、より広い隙間を必要としている場合もあります。スペースがギリギリで不安な場合は、メーカーのWebサイトにある説明書などで事前に確認しましょう。

コンセント・コードの位置は上か下か?

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

【コンセントが上か下か? 冷蔵庫のコードは上か下か?】

  • 冷蔵庫についているコードは基本的には上についている
  • それに合わせるように、部屋の冷蔵庫スペースのコンセントは、壁の上部にあることがほとんど
  • それぞれの上下が合わずにコードが届かないときは、冷蔵庫専用の延長コードで対応する

【漏電火災を防ぐための注意点】

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

 延長コードでしか対応できないときは、漏電火災を予防するために、タコ足配線や安価な延長コードは避け、必ず以下の点に注意しましょう。

  • 延長コードは冷蔵庫だけで使用する
  • ホコリ防止機能がついているタイプ、または、コードの差し口が1箇所だけの延長コードにする

ドアの開き方や向きをチェックする

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

【左右一方の開閉ドアは要注意!】

  • 右側に壁がある・右利きの人は、冷蔵庫の左側に取手があって、右方向に開く「右開き」の冷蔵庫を選ぶ方が便利
  • 左側に壁がある・左利きの人は、冷蔵庫の右側に取手があって、左方向に開く「左開き」の冷蔵庫を選ぶ方が便利
  • 両開き・観音開きの冷蔵庫であれば、どちらにも対応できる

冷蔵庫の上に障害物がないか?

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

【壁の出っ張り・備え付けの収納の有無】

  • 壁の上部の出っ張りがないか
  • 備え付けの収納がないか

 意外に盲点なのが、壁の凹凸や備え付けの収納があって、希望の冷蔵庫の高さがNGになってしまうケースです。

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搬入経路の確認ポイント

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

【搬入経路も事前にチェック!】

  • 階段は手すりを含めた幅をチェック
  • エレベーター
  • 玄関の高さや幅(ドアを開けた状態で搬入できる幅があるかチェック)
  • 狭い私道の道幅、クネクネした通路も事前のチェックポイントに!

 そもそも搬入ができなければ元も子もありません。冷蔵庫プラス10cm程度の幅があると安心です。

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冷蔵庫選びのポイント

 【一人暮らしの冷蔵庫】狭い台所は事前のチェックが肝心!置き場所やサイズ選びのコツ

 冷蔵庫を選ぶ際には、ただ置き場所だけを考慮すれば良い訳ではありません。後悔しないためのポイントを事前にチェックして選びましょう。

「定格内容積」ではなく「実質容量」を見る

  • 一人暮らし用の冷蔵庫の容量は、「実質容量」100~200Lがおすすめ

 売り場で目にする〇〇Lという表示は、棚や引き出しなど収納に使えない部分も含まれた「定格内容積」。実際に収納に使える容量を見るときは、カッコ書きなどで記されている「実質容量」を確認しましょう。

自炊派? 冷凍食品派? 優先ポイントが変わる

  • 自炊派・料理好きなら野菜室も充実したい
  • 冷凍食品派なら冷凍庫の容量を考慮!

 自炊派なら、野菜室や冷蔵スペースが広いタイプが◎。反対に、自炊は基本せずに冷凍食品を温める程度という場合は冷凍庫の広さを優先するなど、想定するライフスタイルにあった冷蔵庫を選びましょう。

必要な機能がついているか確認する

  • 自動除霜機能
  • コンプレッサー音は30db以下の静音性があるタイプがおすすめ

 大きな冷蔵庫には標準的についている機能も、価格重視の小さめ冷蔵庫には備わっていないことがあります。

 例えば、「自動除霜機能」がないと、気づいた時には冷凍庫が霜でパンパンになってしまうことも。また、コンプレッサーの音は狭い部屋では意外と気になるので、30db以下の静音性のある冷蔵庫がおすすめです。

冷蔵庫の上が耐熱仕様か

 冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを置きたい場合は「耐熱仕様」の冷蔵庫を選ぶ必要があります。

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冷蔵庫の置き場所以外のポイントにも留意!

 図面だけではわからないところも多いので、実際にお部屋に行くのがベスト。遠方で確認ができない場合は、希望の冷蔵庫が置けるのか、購入前に、不動産屋さんに測ってもらうのも対策の一つでしょう。

 快適な一人暮らしを始めるためにも、事前のチェックと計測を忘れずに行ってくださいね!

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