【大河ドラマ】「明智光秀役」人気ランキングTOP16! 1位は「麒麟がくる」の長谷川博己さんに決定!【2021年調査結果】
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ねとらぼ調査隊では、2021年2月15日から2月28日まで、「大河ドラマの明智光秀役で、一番好きな俳優は誰?」というアンケートを実施していました。
投票対象となったのは、歴代大河ドラマで明智光秀を演じた16人の俳優。今回のアンケートでは、なんと1万3391票もの投票をいただきました! さまざまな光秀が描かれてきた大河ドラマのなかで人気を集めていたのは誰だったのでしょうか。その結果を見ていきましょう。
第10位:光石研(おんな城主 直虎)
第10位は、「おんな城主 直虎」の光石研さん。得票数は55票(全体の0.4%)でした。
2017年放送の「おんな城主 直虎」では、光秀役を光石研さんが務めています。市川海老蔵さん演じる魔王のような信長に足蹴にされながらも、信長の靴についた自らの血を懸命に拭くなど、これまでの光秀像とは少し変わった描かれ方をしていました。光秀を象徴する「敵は本能寺にあり」というセリフをぼそりと呟いたり、愛宕神社で「大吉日」が出るまでおみくじを引いたり、といったシーンが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
第9位:春風亭小朝(軍師官兵衛)
第9位は、「軍師官兵衛」の春風亭小朝さん。得票数は74票(全体の0.6%)でした。
春風亭小朝さんが光秀役を演じたのは、2014年放送の「軍師官兵衛」。2020年にNHKの番組に出演した際には、「本能寺へ行くところで苦悩して食べないだろうな」と考え、役作りのため2カ月で16キロの減量を行ったことを振り返っていました。なお、「麒麟がくる」では正親町天皇の弟で天台座主の覚恕を怪演し、新旧光秀の共演が実現していました。
第8位:佐藤慶(太閤記)
第8位は、「太閤記」の佐藤慶さん。得票数は81票(全体の0.6%)でした。
1965年放送の「太閤記」は、大河ドラマ3作目にあたり、明智光秀が初めて大河ドラマに登場した作品でもありました。信長役は高橋幸治さんが務め、あまりの人気に「本能寺の変」の放送が延期した、という逸話も。
コメント欄では、「物静かでどこかに暗い影を漂わせながら、一方で知的雰囲気ももった演技で、太閤記のストーリーの光秀像にあっていた。かなり前にはなるが、初代光秀としてふさわしい役柄であった」という声がありました。現存している映像が第42回の「本能寺」のみとなっているのが惜しまれますね。
第7位:マイケル富岡(信長 KING OF ZIPANGU)
第7位は、「信長 KING OF ZIPANGU」のマイケル富岡さん。得票数は107票(全体の0.8%)でした。
1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」では、信長役を緒形直人さんが務め、光秀役はアメリカ国籍を持つマイケル富岡さんが演じていました。信長から過度な期待を寄せられ、そのプレッシャーに押しつぶされてしまい謀反を起こす、という繊細さが押し出された光秀を好演していましたよね。
コメント欄でも、「マイケル富岡さんの『これで、眠れる』って最後の台詞が、『麒麟がくる』の『嫌な夢じゃ……』『長く眠りたい』に通じるものがあって思い出されました」「マイケル富岡さんがカッコよすぎる」といった声がよせられていました。
第6位:市村正親(江~姫たちの戦国~)
第6位は、「江~姫たちの戦国~」の市村正親さん。得票数は147票(全体の1.1%)でした。
2011年放送の「江~姫たちの戦国~」では、市村正親さんが光秀役を熱演。出演シーンは多くなかったものの、印象に残る光秀でしたよね。コメント欄でも、「市村正親さんの表情がチャーミングで大好きな光秀でした。照れ笑いや、馬揃えの時のドヤ顔とか、信長をたおした後に江からなぜ叔父をと迫られた時の表情とか」という声があがっていました。
第5位:坂東三津五郎(功名が辻)
第5位は、「功名が辻」の坂東三津五郎さん。得票数は161票(全体の1.2%)でした。
2006年放送の「功名が辻」では、歌舞伎役者の坂東三津五郎さんが光秀役を演じています。「この国の王」として君臨しようとする舘ひろしさん演じる信長とは正反対の、温厚で道理を重んじる性格として描かれており、苦悩する姿を好演していました。
第4位:萩原健一(利家とまつ~加賀百万石物語~)
第4位は、「利家とまつ~加賀百万石物語~」の萩原健一さん。得票数は442票(全体の3.3%)でした。
2002年放送の「利家とまつ~加賀百万石物語~」は、前田利家とその妻・まつを主軸にした物語。この作品では「で、あるか」という口癖が印象的な、やさしさも垣間見える人間味のある信長を反町隆史さんが演じていました。
そして、明智光秀を演じていたのが「ショーケン」の愛称でおなじみの萩原健一さん。「萩原健一さんの策士ぶり、本能寺の変での興奮で上ずった口上が記憶に鮮明」「やっぱショーケンかな! あの芝居は凄かった!」といったコメントのとおり、どこか狂気じみた光秀を熱演していましたよね。
第3位:村上弘明(秀吉)
第3位は、「秀吉」の村上弘明さん。得票数は638票(全体の4.8%)でした。
1996年放送の「秀吉」では、村上弘明さん演じる光秀は準主役といった扱いで描かれており、浪人時代の頃から登場しています。「人間・光秀を描き、逆賊というイメージを払しょくしたい」という制作側の意図から、物語中でも母や妻を大切にしたり、秀吉の友人でありよきライバルとして描かれていたりと、ひとりの人間としての光秀を見事に描き切っていました。
コメント欄では「優しい光秀を熱演していて、竹中さん演じる秀吉との友情関係も良かった」「秀吉の村上光秀は鬼気迫る感じがすごくよかったのを記憶している」「竹中さん秀吉との対比が明確で、せつない悲運な村上さんの光秀は秀逸」といった声があがっており、人気の高さがうかがえます。
第2位:近藤正臣(国盗り物語)
第2位は、「国盗り物語」の近藤正臣さん。得票数は938票(全体の7.0%)でした。
1973年放送の「国盗り物語」は、美濃の蝮(まむし)の異名で知られる斎藤道三と、道三の意思を継ぎ天下統一へと進んでいく織田信長の物語です。この作品で明智光秀を演じたのは、近藤正臣さんでした。近藤さんは光秀について、「才能はあるけれど居場所の少ない男」と感じていたそうで、光秀と信長の間のズレを探りながら演じていた、と語っています。
コメントも熱いものが多く、「最初に見た光秀で、これなら謀反してもしかたないほど苛められていた記憶がある」「山崎の戦の後、落ち武者狩りの庶民に打ち取られる姿が印象的。光秀の苦悩と、秀吉に敗れた無念さ、やり残したこと(天下取り)への執念がよく表現されていた」と作品を思い返す声や、「近藤正臣さんの光秀は、正義感にあふれ、理不尽な命令は断固拒否して、平和な世の中の招来を目指していた。麒麟がくるの光秀の原点がここにあると思う」といったコメントがよせられていました。
第1位:長谷川博己(麒麟がくる)
そして第1位は、「麒麟がくる」の長谷川博己さん! 得票数は1万547票と、全体の78.8%の票を獲得していました。
2021年2月7日に最終回を迎えた「麒麟がくる」は、光秀を主役にその生涯を描いています。物語開始当初の若々しい姿から、「本能寺の変」直前のどこか病んでいる不安定な姿までを、長谷川さんは見事に演じ切っていましたよね。誠実さを貫く知的な人物ですが、本音を隠さずにズバッと言ったり、斎藤道三や信長との口論の末に「帰れ」と言われ本当に帰ってしまうようなところも魅力的です。
コメントも多くよせられており、「演技は勿論ですが、乗馬もかなり上手い。ラストの馬で駆け抜けるシーンは凄くかっこ良くてしびれました」「道三が光秀にワシが好きか尋ねたとき、どちらかといえば嫌いです、のセリフでファンになりました」と劇中のシーンを振り返る声はもちろん、「長谷川さんの名演と巧みな脚本で光秀のイメージが変わった」「一般的に言われる理由だけで、謀反を起こしたのではないんだなぁと歴史に対するものの見方も変えさせてくれました」と光秀や歴史に対する見方が変わった、という声もありました。
また、最終回では光秀の生存を匂わせていたり、秀吉と戦い敗れた「山崎の戦い」が描かれなかったことから、「山崎の戦いで秀吉と戦うシーンも見たいです。秀吉に敗れるのはわかっているけど、NHKさんに特別編つくってもらいたい」「今後、家康と共に『戦の無い平らかな世を創る』長谷川光秀の続編を期待」と続編を見たい! という声も。かつて「新選組!」で続編のスペシャルドラマが制作されたように、「麒麟がくる」のその後が描かれることを期待したいですね。
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