2021年2月5日から2月18日までの間、ねとらぼ調査隊では「『Creepy Nuts』あなたが選ぶNo.1のミュージックビデオはどれ？」というアンケートを実施していました。

　Creepy Nutsは、R-指定さんとDJ松永さんによるヒップホップユニット。公式YouTubeチャンネルには多くのMVが公開されており、お気に入りの作品があるという人も多いでしょう。それでは、ランキングの結果を発表します！

　今回のアンケートでは計1070票の投票をいただきました。たくさんのご投票、ありがとうございます！

第10位：ぬえの鳴く夜は

　第10位は「ぬえの鳴く夜は」。2018年にリリースされたファーストアルバム「クリープ・ショー」のリード曲です。MVでは、疾走感あふれる楽曲をスプラッターホラー仕立てのワンカットで表現。終盤に誕生するモザイクの“ナニカ”が、サビで歌われる「乱れ舞う醜悪なオリジナル」を思わせ、楽曲との一体感を際立たせています。

第8位：サントラ

　第8位は同率で2作品がランクイン。1つは菅田将暉さんとのコラボで話題を呼んだ「サントラ」です。人生をドラマや映画に見立てて、そのサウンドトラックとして輝かせられるようにという思いが込められた楽曲。コラボのきっかけとなったニッポン放送のラジオブースで撮影されたMVでは、その楽曲のテーマに沿って、菅田さんがR-指定さんとDJ松永さんの過去の写真や映像を紹介するシーンからスタートします。

第8位：メジャーデビュー指南

　同じく第8位は「メジャーデビュー指南」。MVは、イタリアの作曲家、ジャコモ・プッチーニが生み出したオペラ、「トゥーランドット」にインスパイアを受けて制作されました。急遽、主演を務めることになったR-指定さんが「恭平ならできるよ」と本名で励まされて舞台に立つ場面や、脇役として何度も画面に見切れているDJ松永さんの姿が印象的です。

第7位：合法的トビ方ノススメ

　薄暗い部屋で怪しげな雰囲気のMVが特徴的な「合法的トビ方ノススメ」が第7位となりました。「ライムベリー」「ぜんぶ君のせいだ。」などのメンバーも出演しているMVの中、目を引くのが文豪を思わせる佇まいのDJ松永さん。サムネイルからも強烈なインパクトを残しています。なお本作からクリエイティブチーム「N2B+peledona」がMVを手掛け、以降も数々の作品を作り上げています。

第6位：グレートジャーニー

　第6位は、「グレートジャーニー」です。MVは、2019年に開催されたワンマンツアー「よふかしのうた」の東京公演と大阪公演の中で公開されました。大盛況のライブ映像と、ライブ前後にファンと写真撮影をしたり新幹線やタクシーで移動したりする風景などが交互に展開し、Creepy Nutsの人気ぶりが伺えます。

第5位：板の上の魔物

　第5位は「板の上の魔物」。お笑い芸人を目指す高校生を描いたドラマ「べしゃり暮らし」のオープニングテーマ、そして漫才頂上決戦「M-1グランプリ2020」とのコラボ曲に起用されました。

　MVは「世界10大都市ドームツアーライブに向けて入念なリハーサルを行うCreepy Nutsの苦悩と葛藤を追ったドキュメンタリー」という設定。彼らのファンであればあるほど、素の2人とのギャップに魅力を感じることでしょう。

第4位：よふかしのうた

　第4位は、「よふかしのうた」でした。お笑いコンビのオードリーの「オールナイトニッポン10周年全国ツアー」のテーマソングに起用された曲で、MVはオードリー、春日俊彰さんのかつての自宅である「むつみ荘」で撮影されました。

　ミラーボールが回転する部屋で、ファンたちと楽しそうにライブをするR-指定さんの笑顔が印象的。またオードリーのラジオリスナー、通称リトルトゥースならニヤリとするネタも随所に散りばめられています。

第3位：阿婆擦れ

　第3位は「阿婆擦れ」でした。得票数は110票、得票率は全体の10.3％を獲得してランクインしました。

　ムーディで艶っぽい本楽曲は、流行り廃りの変化が激しいヒップホップシーンを奔放な女性になぞらえて制作。MVでもアダルトな雰囲気が漂いますが、風俗店の前で様子を伺おうとするDJ松永さんに思わず笑みがこぼれます。

第2位：かつて天才だった俺たちへ

　得票数は114票、得票率は全体の10.7％を獲得し、3位とわずか4票差で2位にランクインしたのは、「かつて天才だった俺たちへ」。

　帝京平成大学のCMソングとして書き下ろされた本楽曲。MVは「MTV VMAJ 2020」にて最優秀ヒップホップビデオ賞を受賞しました。映像では「他人の目を気にせず生きていく姿勢」や「どんな状況にも流されず自分の道を進む意志」を表現。YouTube上では1374万回以上（2021年3月現在）も再生されています。

第1位：助演男優賞

　そして第1位に輝いたのは、「助演男優賞」！　得票数は264票、得票率は全体の24.7％を獲得しています。

　ミニアルバム「助演男優賞」のリード曲。MVでは、Creepy Nutsが売れるためのテコ入れとして、スタイリッシュな別人をCreepy Nutsとして売り出すというストーリー仕立てになっています。オチまでしっかり作られた見応えのある作品です。