OECD加盟国を中心に、3年ごとに実施されている学習到達度テスト「PISA」の、2018年の調査結果が公表されています。今回はその中から「読解力の国別ランキング」(資料:GLOBAL NOTE、出典:OECD)を見ていきたいと思います。
調査対象は、テスト実施国の15歳3カ月から16歳2カ月の生徒たち(日本の高校1年生に相当)。ランキングは読解力分野での国別平均得点(単位:pts)を比較しています。
第3位:マカオ
第3位はマカオ。平均得点は525.12ptsでした。かつてはポルトガルの領土で、現在は中国の特別行政区。2019年度時点では、統一された教育制度はなく、教育で使う言語も広東語、英語、ポルトガル語と学校によって異なっています。日本のアニメやゲームに影響を受けて、日本語を学び始める人が多いそうです(参照:国際交流基金「マカオ(2019年度)」)。
第2位:シンガポール
第2位はシンガポール。平均得点は549.46ptsでした。2019年度時点では、義務教育は小学校だけで、小学校卒業試験(PSLE)の成績などをベースに、進む中学校を選択する制度を採用しています。1973年から2言語(バイリンガル)教育が実施されており、小学校1年生から英語と母語(中国語、マレー語、タミール語から自分の民族の言語を選択)を学びます(参照:国際交流基金「シンガポール(2019年度)」)。
第1位:中国
第1位は中国でした。平均得点は555.24ptsでした(テストは北京・上海・江蘇省・浙江省のみで実施)。2019年度時点では、6-3-3-4制の教育制度を採用しており、初等教育の3年生(一部の都市では1年生)から、英語か日本語を学びます(一部の地域のみ)。英語より有利という理由で、大学入試の外国語科目に日本語を選択する学生も増えているそうです(参照:国際交流基金「中国(2019年度)」)。
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