四国地方の東側にある徳島県。剣山をはじめとする標高1000メートル級の山々と、清流として有名な吉野川が深い峡谷を作っています。豊かな自然の中でのラフティングや登山など、さまざまなアクティビティを楽しめるところが大きな魅力です。
そこで今回は、「ナンバープレートにしたらかっこいいと思う徳島県の地名は?」というアンケートを実施します。それでは、編集部が選んだ3つの地名を紹介していきましょう。
鳴門
県の東北端に位置し、鳴門海峡をはさんで淡路島と向かい合っている「鳴門」。神戸淡路鳴門自動車道が開通して以降、本州と四国地方をむすぶ重要な交通拠点の役割を果たしてきました。交通利便性に優れており、西洋の名画1000点あまりを陶板で忠実に再現している「大塚国際美術館」や、第一次世界大戦の最中ドイツ兵と地元民が交流していた歴史を物語る「鳴門市ドイツ館」などの名所が多数あるため、年間を通じて多くの観光客が訪れています。
地名の由来となっている鳴門海峡は、世界三大潮流に数えられるほど潮の流れが激しく、轟音を響かせながら大きなうず潮が発生することで有名です。大鳴門橋遊歩道では、海上およそ45メートルの場所から大迫力のうず潮を見下ろせます。
阿波
県の北部に位置する「阿波」。阿讃山脈と吉野川によって豊かな自然が育まれています。なかでも、土柱高越県立自然公園は、ハイキングコースが整備され、絶景の数々を楽しめるスポットです。長年にわたる風雨の浸食や地震活動によって出現した無数の土の柱と、けわしい壁など、世界的にも珍しい地形が広がっています。その景観は、大地の芸術とよばれるほど迫力満点。また、四国八十八ヶ所霊場のうち4つの寺院があるため、お遍路の魅力や地域に根付くおもてしの風習を気軽に体験できます。
阿波という地名の由来は、古代から使われていた徳島県の呼び名・粟国です。県の北部では、昔から稲作に適した土地が少なかったため、雑穀の粟を生産していました。このような背景から粟国という呼び名が生まれたようです。
つるぎ
徳島県の北西部に位置する「つるぎ」。地名の由来となっている西日本有数の名峰・剣山と、そこから流れ出る吉野川の支流・半田川と貞光川により、自然が豊かです。美しい緑と水辺とともに、昔ながらの山岳集落の文化が残り、急こう配の土地では農業が営まれています。
また、貞光は商業の街として栄えていた歴史を物語るように、「二層うだつ」という伝統的な装飾がほどこされた商家が残っている地区です。歴史情緒のある街並みをいかしたイベントが春と秋に開催され、地域を活性化しています。
ナンバープレートにしたらかっこいいと思う徳島県の地名は?
今回のアンケートでは、23の市町村を選択肢として用意しました。あなたがナンバープレートにしたらかっこいいと思う地名に投票してください。みなさまの投票をお待ちしています。
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