『スカーレット(朝ドラ)』第3週、お給料はたったの1000円、怒りのバックドロップ炸裂! ネット上の反応は?
滋賀・信楽で育った少女が、やがて男性ばかりの陶芸家の世界に飛び込み、自分だけの陶芸を目指していく物語『スカーレット』。今週も視聴者の評価と感想をお届けします。
第3週のあらすじ
ビバ!大阪新生活
中学を卒業後、大阪で働くことになった喜美子(戸田恵梨香)。勤め先は下着デザイナーの荒木さだ(羽野晶紀)が営む、荒木荘という下宿屋。喜美子はそこで個性豊かな住人たちと出会う。新聞記者の庵堂ちや子(水野美紀)、医学生の酒田圭介(溝端淳平)、元公務員の変わり者・田中雄太郎(木本武宏)だ。
新米女中として、元女中の大久保(三林京子)に厳しく鍛えられて1か月。喜美子がもらったお給料はたったの千円だった。ある日喜美子は、ちや子に連れられ、さだの「下着ショー」を見に行くことに。道中、ちや子が働く新聞社に立ち寄った喜美子は、荒れた社内を見かねて手際よく片づける。そんな喜美子の仕事ぶりを見たちや子の上司(辻本茂雄)から、給料5倍で引き抜きの打診が! (『スカーレット』公式サイトより)
第3週のネット上での評価
ネット上での『スカーレット』第3週の評価は、「ポジティブ」が77.2%となりました。ポジティブが93.6%と圧倒的だった先週と比べれば下がってはいますが、いまだ高評価といえる数字です。
第3週の盛り上がりポイント
反応が最も盛り上がったのは、10月18日放送の第17話。女中の大先輩である大久保さんから持ち込まれるストッキングの山を、夜更かし上等で補修していく喜美子。しかし大卒の初任給が6000円のこの時代、喜美子がもらったお給料はたったの1000円……。やり場のない感情を、部屋の枕相手にバックドロップで叩きつけるのでした。
盛り上がったツイート
「荒木荘に住みたい!」
先週盛り上がったツイートは「荒木荘に私も住みたい!」というもの。特に大久保さんと喜美子が作る健康的で美味しそうな食事をうらやむ声が目立ちました。夜勤明けの朝ごはんや手作りのお弁当など、住民の生活スタイルに合わせて出てくる食事が作品に彩りを与えています。
作中の料理指導は、過去に『ごちそうさん』や『まんぷく』など、NHK大阪放送局の朝ドラを多く手掛けている広里貴子さんが担当されているそうです。また、食事以外でもきれいに掃除が行き届いている館内や、浴衣の溝端淳平(医学生の圭介役)が同じ屋根の下に住んでいることを評価する(?)声も。
くさいけど泣ける……父親の手ぬぐい
10月15日放送の第14話で出てきた、「お父ちゃんの手ぬぐい」に関するエピソードも多くの人の心を打ちました。母の手紙と一緒に入れられていた汚れた手ぬぐいは、父が毎日汗水流して働きながら使っていたもの。喜美子の反骨心を奮い立たせるため、父からの指示であえて洗っていないといいます。
くさい……けれどなつかしい……地元の家族に思いを馳せ、泣きながら手ぬぐいのにおいをかぐ喜美子に、主題歌である「フレア」(Superfly)の「いつの日も 雨に負けるもんか/今日の日も 涙に負けるもんか」を思い起こした人も多いことでしょう。
来週は……
ちや子の働く新聞社から、5倍のお給料で声を掛けられた喜美子。大久保さんに認めてもらうことはできるのか、父の常治も大阪にやってきて――第4週も目が離せません。
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