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どんなキャンペーンがうまくいく?

 自分でもオンライン署名を立ち上げてみたいという人のために、成功のためのポイントを中の人に聞きました。賛同数を伸ばすことはもちろん重要ですが、それよりも大事なポイントがいくつかあると言います。

ストーリーとデータ

 ポイントの1つ目は、「なるほど」「確かに」と思ってもらえる説得力のあるキャンペーンにすること。そのために大事な要素は、「共感を呼ぶストーリー」「根拠となる事実・データ・事例」です。

  自分が「おかしい」と感じたり、問題意識を持ったりしたきっかけを思い出し、具体的に伝えること。また、どういう状況でどんな気持ちになったのかを知ってもらうことで、関心のない人たちに共感してもらえる可能性が高まります。自分の体験がない場合は、今困っている当事者たちの体験や声を伝えるのが効果的です。

 さらに、現状を正確に伝えることやデータ・事例を示すことで、キャンペーンに対する信頼も高まり、メディアにも関心を持ってもらいやすくなります。「こういう事実があったのか」と気づいてもらうことで、そのキャンペーンが立ち上がった理由や何を目的としているのかが明確になり、問題の当事者ではない人たちにも賛同してもらいやすくなります。

「これ以上教員を疲弊させないで……」キャンペーン成功にはストーリーが重要

仲間を見つける

  2つ目は一緒に声をあげる仲間を見つけること。周りには誰も賛同者がいなかったとしても、住んでいる都道府県や日本全体には同じ思いや悩みを抱えている人がいるはず。その分野の専門家やすでに活動している団体はいないか、体験をシェアしてくれる当事者がいないか、すでに取材をしているメディアや記者がいないかを調べてみるといった方法があります。

  問題意識を共有するハッシュタグを作って、SNSで発信するのも有効です。「#KuToo」や「#ブラック校則」のように覚えやすい短い言葉でハッシュタグを作ることで、そのキャンペーンを知る人が広がり、仲間が増えていくというのが最近の傾向。キャンペーンタイトルにハッシュタグを入れると、キャンペーンページも検索されやすくなります。

  また、キャンペーンページの機能にある進捗投稿を利用して、小まめに情報をアップデートしたり、共有することで、すでにキャンペーンに賛同している人とのつながりを強めることができます。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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