「平均年収が低い都道府県」ランキングTOP30　第1位は「沖縄県」（347万円）【2023年最新調査結果】

第3位：鳥取県（363万円）

解説

　第3位は「鳥取県」でした。平均年収は363万円で、前回から16万円アップ。中国地方の北東部に位置する鳥取県は、北は日本海に面し、南には大山をはじめ、中国山地の山々が連なっています。県のシンボル「鳥取砂丘」では、らくだライド体験やパラグライダーといったアクティビティーのほか、砂を素材にした彫刻作品を展示する「砂の美術館」なども楽しめます。また、「ゲゲゲの鬼太郎」などに登場した妖怪のブロンズ像が並ぶ「水木しげるロード」など、観光スポットも点在。

　同県では、地域経済の底上げと労働者の生活の安定、事業者の雇用維持・定着と人手・人材不足解消を図るため、前向きな取り組みを行う事業に対して補助を行う「賃金アップ環境整備応援補助金」を策定。賃金の引き上げや、生産性向上につながる設備投資、経営コンサルティングなどの業務改善にかかった費用の3分の2を補助する制度を実施しています。

第2位：高知県（357万円）

解説

　第2位は「高知県」でした。平均年収は357万円で、前回から8万円アップしています。四国地方の南部に位置する高知県は太平洋に面しているほか、県内の約83％を占める森林、雄大な四万十川など、豊かな自然に恵まれたエリアです。坂本龍馬の銅像が見つめる景勝地「桂浜」、国宝にも指定されている「高知城」や、「はりまや橋」など観光名所も点在。また、坂本龍馬をはじめ、板垣退助や長宗我部元親など、数多くの偉人を輩出したことでも知られています。

　同県では、2023年10月8日から県の最低賃金を前年度から44円アップ。これは最低賃金が時給で示されるようになった2002年以降、最大の引き上げ額となっているため、次回の調査の結果にも注目したいところです。

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