「ドハマりしてる」「歩ける映画だ」 小島監督最新作「DEATH STRANDING」ネット上の反応は?
世界的に注目されるゲームクリエイター・小島秀夫氏が手掛けた最新作「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」が11月8日、発売されました。ネット上では発売直後から「デススト」への評価や感想があふれています。
8割超が好意的な評価
謎多き舞台設定、重層的なシナリオ、そして「荷物を運ぶ」という従来の作品でいう“おつかい要素”を、なんとゲーム性の中心に据えてしまうという大胆さ。「メタルギア」シリーズでステルスアクションという未開の荒野を開拓し、一大ジャンルへと育て上げた小島監督による新たな意欲作は、ユーザーからどのように受け取められたのでしょうか。
SNS分析ツールを用いて、「DEATH STRANDING」「デススト」などの関連ツイートをポジティブとネガティブとに分類してみたところ、80.5%がポジティブなツイートという結果に。一部では「遊ぶ人を選ぶ」とも言われている本作ですが、大部分のユーザーが好意的に評価していることが分かります。
ツイート数の移り変わりを見てみると、発売直前の1カ月は徐々にツイート数が上がり続け、ピークとなったのは発売当日の11月8日。1日で14万ツイート以上を記録し、期待度の高さを表しています。
ツイートに含まれた頻出関連語(形容詞)を見てみると、上位に並ぶのは「面白い」「楽しい」「早い」「欲しい」「良い」「すごい」「怖い」「すごい」「やばい」「忙しい」など。これらを含むツイートが、ポジティブ寄りの意見だと判定されています。
「向き不向きがはっきりするタイプのゲーム」
ツイートの中で多く見られた意見は、「自分は好きだけど、万人向けとは言えないかも」「向き不向きがはっきりするタイプのゲーム」というものでした。既存のどのジャンルにも当てはまらない趣向の作品だということもあり、そこにハマり切れるかどうかが評価を分けているようです。
他のプレイヤーと、「ゆるく、しかし確かに」つながっている感覚があるというのも本作の特徴の一つ。基本的には自分一人でプレイするゲームですが、世界のそこかしこに、他のプレイヤーが掛けた梯子や乗り捨てたバイクなどが残されており、その存在を感じ取ることができます。
「自分で操作して歩くことのできる映画だ」
逆にネガティブな意見としては、 「最初の1時間が退屈だった」「ムービーが長すぎてゲーム感が薄い」「自分で操作して歩くことの出来る映画だ」といったものがありました。
ただし、前作であるメタルギアソリッドシリーズなどを遊んでいるプレイヤーからすれば「そもそも小島監督はそういう作風だ」という意見もあり、それほどマイナスには捉えていない人が多いように見受けられます。
いわゆるAAA(トリプルエー)タイトルとして、極めて大きな注目の中リリースされた「DEATH STRANDING」。各国の売上チャートでも快調な初速を切ったことが報告されており、今後の展開にも期待が持たれています。
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