「検察庁法改正案に抗議します」500万ツイートを集めた「最初の1ツイート」はどのように広まったか?
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【追記 :5月11日21時50分】
「500万件のツイートは、そのほとんどがスパムツイートにより水増しされたもので、実際のツイート数ははるかに少ないという疑惑がある」旨の指摘を受け、再調査した結果について追記します。
調査に使用したSNS分析ツール(BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長)のスパムフィルタをオンにして、該当ハッシュタグのツイート数の増減を比較したところ、フィルタオフ時には「51万3155件」(10%サンプリングのため、実数はその約10倍ある)だったのに対し、フィルタオン時のツイート数は「48万8175件」(同10%サンプリング)でした。結果、スパムと判定されたのは「約4.87%」でした。
同ツールのスパムフィルタでは、アフィリエイトやアプリによる自動投稿や、ツイート内容のほとんどがURLや同じ様な内容の繰り返しであるツイートをスパムと判定して排除します。また指摘された一例として、下記のような多重投稿は、「フィルタオフ」時でもツイート数の集計結果には入っていませんでした。
【追記:5月12日】続報として以下の記事を公開しました
本文
内閣の判断で検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案について、Twitter上では抗議の意見が広がり続けています。
5月8日夜に初めて投稿されたハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」を含むツイートは、5月11日時点で500万件を突破。どのような流れでここまで大きなムーブメントになったのか、どんな人たちがツイートしていたのかを調べました。
最初のツイートが著名人に届くまで
発端となったのは、5月8日19時40分に投稿された以下のツイートです。
「1人でTwitterデモ」という言葉とともに作られたこのハッシュタグは、当初はそれほど急速に拡散されたわけではなく、8日当日時点では関連ツイート数は約500件程度でした。
それが、翌9日の16時頃から徐々にツイート数が伸び始め、夜22時頃には1時間あたりのツイート数が10万件を突破。いち早く拡散に影響したのは、著名人では漫画家・文筆家の能町みね子さんやロックバンド・OKAMOTO’Sのオカモトレイジさん、政治家では日本共産党の志位和夫氏、社民党の福島みずほ氏、立憲民主党の公式アカウントなどが挙げられます。
最終的に、9日には前日の約500件から約40万件程度にまでツイート数が急増しました。
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