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「検察庁法改正案に抗議します」に投稿されたのは「ほとんどがスパムツイート」だったのか?

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トレンド件数は「ずっと増えていく」わけではない

 また、数値が10分の1のように急落することはなくても、トレンド件数が徐々に減っていくことを確認し、「スパムが削除されたこと」や「Twitter社が操作をしていること」の根拠として主張しているツイートは多数見られます。

 しかし、これはTwitterトレンドの仕様に関する誤解からくるものです。トレンド機能に関する質問に対する、Twitter社の回答を引用します。

このトレンドは今どんな話題があるのかを可視化するものであり、特定期間を区切って(例えば1時間ずつ)話題を表示しているわけではありません。ですので、ある話題が少し収まったら、また別の話題が表示されます。その際、同じ話題がまたトレンドに表示されても、累積数として表示されるわけではありません。その他の話題、先日であれば#母の日という話題などもあることから、絶対的に当該話題が表示され続けるということではありません。
参考:Twitterのトレンドについてのよくある質問

Twitter社による回答

 回答にある通り、トレンドからは「数が減ったことのみを理由に外れる」わけではありませんし、そこに表示される件数も「累計数」ではありません。ある時点でのトレンド件数が300万件と表示されており、次の時点で200万件になったからといって、100万件が削除されたわけではないのです。

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事実に基づいた議論を

 過去に類を見ないほどのツイート数が投稿され、大きな話題を呼んだハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」については、いまだ議論が錯綜しています。膨大なツイートの拡散経緯については、憶測や推察でしか語れない部分があるのは確かですが、可能な限り事実に基づいた議論を心がけたいものです。

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調査概要

調査期間2020年5月8日~5月11日
調査対象Twitter
調査件数 49万6179件, 6万1606件(10%サンプリング、スパムフィルタ有効)
調査キーワード #検察庁法改正案に抗議します, #検察庁法改正法案に抗議します
調査方法対象期間のTweetを「クチコミ@係長」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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