【太陽にほえろ!】七曲署の刑事の中で一番好きなのは誰?【人気投票実施中】
1972年から約15年にもわたって放送された、日本の刑事ドラマの代表格である「太陽にほえろ!」。登場人物一人ひとりの設定が細かく、刑事同士の人間模様にも焦点を当てるなど、従来の刑事ドラマとは一味違う“青春アクションドラマ”としてのスタイルを確立。さらに、主役に抜擢された当時の新人俳優たちの中から、数々のスターが生み出されていきました。
そこで今回は「『太陽にほえろ!』の七曲署で一番好きな刑事は?」というアンケートを実施します! 正義感と人間味あふれる七曲署の刑事たちの中で、あなたが一番好きな刑事をぜひ教えてください。それではまず、七曲署に所属する4人の刑事をピックアップして紹介します。
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藤堂俊介【ボス】(演:石原裕次郎)
七曲署の捜査第一係係長。通称“ボス”。本庁での総指揮を任せられるほどの実力を持ちながら、現場第一主義を信条とするために出世コースから外され、所轄の一係長に甘んじていますが、部下たちには非常に慕われています。身体能力も高く、自ら前線に出ていくことも珍しくありません。優れた能力と部下を思いやる包容力をあわせ持った、まさに理想的な上司です。
なお、勘違いされることが多いですが、「窓のブラインドの隙間から外を覗き見る」という印象的なシーンは、“ボス”こと藤堂係長ではなく、ドラマ「西部警察」で同じく石原裕次郎さんが演じた木暮課長によるものです。
早見淳【マカロニ】(演:萩原健一)
城南署から転属してきた刑事。長髪にノーネクタイ、カウボーイハット、パンタロンスーツというとても刑事とは思えないようなファッションを「マカロニ・ウェスタン風」と周囲に言われたことで、“マカロニ”の愛称で呼ばれるようになりました。ファッション同様に型破りな人物で、たびたび暴走しては先輩刑事たちの頭を悩ませます。
番組が始まった当初は、主人公である早見淳の成長物語を予定していましたが、演じる萩原健一さんの都合により降板が決まったことから、劇中での死をもって番組から姿を消すことに。以降、若手刑事の着任とその成長を描き、殉職とともに番組を卒業するという流れが「太陽にほえろ!」のスタイルとして定着しました。
柴田純【ジーパン】(演:松田優作)
殉職した早見淳の後任として配属された刑事。通称“ジーパン”。空手の有段者で、捜査においても空手を武器に、上下ジーンズという刑事としては一風変わったスタイルで暴れまわります。ぶっきらぼうな面が目立つものの正義感は強く、同僚のことを思いやる優しい一面もある青年です。
ジーパン刑事を語るうえで欠かせないのは、何と言っても彼の殉職シーンでしょう。演じる松田優作さんの気迫のこもった演技により、日本のドラマ史上に残る屈指の名シーンとなりました。なお、この時のセリフ「何じゃ、こりゃあ!」は脚本にない松田さんのアドリブだったそうです。
滝隆一【スコッチ】(演:沖雅也)
城北署から転属してきた刑事。通称“スコッチ”。元々は性格の優しい刑事でしたが、城北署勤務時に自分の甘さが原因で敬愛する先輩刑事を殉職させてしまい、それ以来、冷酷非情な一匹狼に変貌しました。七曲署に転属してからもボスの命令を無視して単独行動をとるのがほとんどでしたが、身体能力と射撃の腕、捜査手腕は七曲署随一です。
その、あまりの気障っぷりに“ゴリさん”こと石塚刑事が叫んだ「スコッチ野郎!」という言葉が、そのままニックネームとして定着したスコッチ刑事。一度は転勤という形で番組を卒業しますが、演じる沖雅也さんの人気は非常に高く、番組へ復帰を果たすという快挙を遂げます。その後は、持病が再発したことで犯人逮捕後に喀血し、病院で息を引き取るという最期が描かれました。
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まとめ
ここまで「太陽にほえろ!」に登場した七曲署所属の刑事の中から4人をピックアップして紹介しました。投票対象には、七曲署の正式な所属ではないものの、“ボス”の病気療養中に臨時で指揮を執った橘警部を含む、24人の刑事を設定しています。もしほかの刑事や七曲署職員に投票したいという人は、「その他」を選択のうえ、コメント欄に登場人物名をお書きください。
また、それぞれの刑事の魅力や好きなポイント、放送当時の思い出などもぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしています!