情熱をぶちまける大松!火の鳥ニッポンを呼び覚ました瞬間『いだてん~東京オリムピック噺~』第45話、ネット上の反応は?
INDEX
今週の「いだてん」放送直前のおさらい! 前週の内容と評価をお届けします。
1964年、東京オリンピック開催。それを実現させるために奔走した金栗四三、田畑政治の姿を脚本家宮藤官九郎が描きました。主人公が1部、2部で交代する構成や数多くの伏線が張り巡らされたストーリー展開で話題のいだてん。終盤になり、いよいよ物語は盛り上がっています。
「いだてん」第45話(12/1放送)のあらすじ
事務総長を解任されてしまった田畑(阿部サダヲ)だったが、決してあきらめることはなく、自宅に岩田(松坂桃李)や松澤(皆川猿時)ら組織委員を集めてひそかに開催準備をあやつり始める。
田畑とたもとを分かつ形となった東京都知事・東龍太郎(松重豊)は、日本橋を覆う高速道路や渋滞の悪化など、開催への批判を一身に浴びていた。元ボート選手としてスポーツへの熱い思いを秘め、1940年でかなわなかった悲願のオリンピック開催に向けて奮闘するがーー。 (『いだてん』公式サイトより)
「いだてん」第45話のネット上での評価
ネット上での『いだてん』第45話の評価は、「ポジティブ」が 96.1%となりました。脚本家の野木亜紀子さんをはじめ「あと三回なんて寂しい」と終わりを惜しむツイートが多く見られました。
第45話最大の盛り上がりポイントは20:40頃
今回、最も盛り上がったのは、大松(徳井義実)が女子バレーボール選手に対して、「俺に付いてこい」と叫んだシーン。田畑の事務長解任が決まって数日後、大松は女子バレーボール日本代表監督の退任を宣言します。しかし、田畑らの説得によって、大松は再び監督を務める意志を固め、凛とした表情で胸を張り、「俺に付いてこい」「全員、俺が嫁にいかしたる」と言った姿は反響を呼びました。
大松の男気が素敵すぎる!
東京オリンピック開催までの残された2年は、年頃の女子バレーボール選手たちにとっては長く、大松は彼女らの青春時代を奪っているのではないかと悩み、退任を決断します。そんなある日の昼下がり、退任撤回を懇願しに大松の下を訪れた田畑に対し、『青春を奪いたくない』と断ります。さらに彼女らを“東洋の魔女”と呼ぶマスコミに『魔女いうなマスコミ!!』と大松は激怒。この大松の雄叫びは多くの視聴者に突き刺さり、「素晴らしいシーン」「ありがとう放送してくれてありがとう」など、感動の声でネット上が賑わいました。
特に、大松が意を決して『俺に付いてこい!』と叫んだ場面は、視聴者の心を震わせたようです。Twitter上には、「徳井めちゃめちゃいい演技するやん」「徳井さんの大松監督出さずしてどの大松監督出すの」など、高い演技力によって忠実に再現された鬼の大松監督を絶賛する意見が散見しました。ファンの中には、「この言葉がオリンピック最前線に立ってチームを率いるまーちゃんそのものでもあると感じた」「苦悩する鬼コーチの大松監督はやはりもう一人の田畑だった」との感想も。
スポーツに青春をかける女性達の姿が泣ける
火の鳥ニッポンの復活をテーマにしていた第45話。女子バレーボール選手の面々が輝きを放っていました。特に大松が田畑と対峙して不満を吐露するシリアスな場面、主将の河西昌枝(安藤さくら)が、『青春を犠牲にしてる…そう言われるのが一番嫌いです!』と発言。続けざま、『私たちは青春を犠牲になんかしてない!だってこれが私の青春だから』と声を振り絞ります。この一連のシーンにネット上では、「めっちゃ泣けるなぁ。人がなんて言ってもこれが自分たちの青春だって言えるの素敵」など、歓喜の声が多数アップされています。
また第45話では、日本の女子アスリートの黎明期を支えた前畑秀子や人見絹枝 、シマといった彼女たちにも脚光が当てられました。こうした丁寧に作りに対し、「堂々たる大河ドラマですよ」や「東洋の魔女エピソードは、シマ、人見絹枝、前畑と連なるエピソードの最終章なんだな」と絶賛する視聴者が多数。ファンの間で好評のようです。
聖火リレー誕生秘話
田畑の事務総長解任後、家で暗く沈みがちな田畑を想い、妻の菊枝(麻生久美子)や娘のあつ子(吉川愛)が、岩田らにいつでも訪ねてほしいと頼んだことから、裏組織委員会が発足。東京五輪開催に向けて動き出します。こうした田畑と岩田らの絆を描いた展開に「田畑の独特の求心力。地位がなくても人が集まる」や「裏組織委員会で生き生きしていてなにより」と、人気者まーちゃんに対する好意的な声が目立ちました。
そうした中、金栗が聖火リレーランナーになりたいと、コンパニオンのオーディション会場を訪れます。 この展開に驚いた人も多く、「クドカン本気出しすぎ、金栗さんの日本走破が聖火リレーに繋がるとは」「第二部の主人公のピンチに金栗が駆けつけた」など、盛り上がりました。さらにこれが、日本中をリレーする聖火ランナーの誕生秘話ということもあり、多くの視聴者にとって、印象深い展開だったようです。
まとめ
火の鳥ニッポンにフォーカスを当てた第45話は、史実に基づき、大松の葛藤と決断を描いていました。また、今では有名な日本中を駆け巡る聖火リレー誕生秘話。史実だからこそ、胸熱な展開でした。
注目の第46話は……
いよいよ、1964年に突入する 第46話 。オリンピック開催準備が佳境を迎えます。岩田(松坂桃李)は、原爆投下の日に広島で生誕した青年(井之脇海)を聖火リレーの最終走者として推薦。この案に対し、政府に忖度する組織委員会のメンバーが猛反発。はたして、田畑や岩田は賛成を得る方策が見つけられるのか……。第46話も大注目です!
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