【難読地名】「地元民しか読めない!」と思う長野県の市町村名ランキングTOP16! 第1位は「東筑摩郡麻績村」【2024年最新投票結果】
日本には、「難読地名」と呼ばれる地名が各地に存在します。地元の人しか読めないであろう、特別な読み方をするので、クイズにしても面白いですよね。
そこでねとらぼでは、2024年4月12日から4月19日にかけて「『地元民しか読めない!』と思う長野県の市町村名は?」というアンケートを実施しました。
アンケートでは計316票の投票をいただきました。投票いただいたみなさん、ご協力ありがとうございました! それでは結果を見ていきましょう。
調査概要
調査期間 | 2024年4月12日 ~ 4月19日 |
---|---|
有効回答数 | 316票 |
質問 | 「地元民しか読めない!」と思う長野県の市町村名は? |
第5位:北安曇郡小谷村
第5位は「北安曇郡 小谷村(きたあづみぐん おたりむら)」でした。村の面積の88%を森林が占めるという、雄大な自然を有する村です。スキー場や温泉が有名なほか、春は山菜、秋はきのこなどさまざまな森の幸が楽しめます。
小谷村の歴史は古く、縄文時代から人々が生活していたそうです。“おたり”という地名は1190年の六条院の書状に登場していますが、当初は「於地理」という漢字が使用されていました。その後鎌倉時代中期頃から現在の「小谷」の字が使われるようになったとされています。
第4位:下伊那郡喬木村
第4位は「下伊那郡 喬木村(しもいなぐん たかぎむら)」でした。1875年に当時の阿島・小川・伊久間・富田・加々須の5つの村が合併して発足した村です。気温の日較差が大きい気候を生かし、村内ではイチゴやブルーベリーをはじめとしたさまざまな果物が育てられています。
「喬木村」の漢字は特別な読み方ではないものの、喬と木にそれぞれ複数の読み方があるため初めて見ると組み合わせに迷ってしまいそうですね。
第3位:東御市
第3位は「東御市(とうみし)」でした。2004年、小県郡東部町(ちいさがたぐんとうぶまち)と北佐久郡北御牧村(きたさくぐんきたみまきむら)の2町村が合併して生まれた市で、浅間連山や八ヶ岳連峰、千曲川といった豊かな自然に恵まれた地域です。
合併した2つの町村にある文字をとって生まれた「東御市」の名前は、名称案を募集したのち、住民アンケートによって決められました。毎年10月3日を「東御の日」とするなど、住民にとっても思い入れの深い名称であることが感じられます。
第2位:下伊那郡泰阜村
第2位は「下伊那郡 泰阜村(しもいなぐん やすおかむら)」でした。「伊那」という地名は、県南部に位置する「伊那市」でもおなじみ。地名の由来は諸説ありますが、一説には、かつてこの地にやってきた農具などを作る技術者集団「猪名部(いなべ)」からきていると言われています。
また村名の「泰阜(やすおか)」は、漢詩にある「泰山丘阜(たいざんきゅうふ)」に由来し、「泰」は水路を自分の両手で開くという意味があり、「阜」は豊かで盛んな様子を表しているのだとか。「阜」は隣県の「岐阜」にも使われているので、読み方を間違えてしまいそうですよね。
第1位:東筑摩郡麻績村
第1位に選ばれたのは、「東筑摩郡 麻績村(ひがしちくまぐん おみむら)」でした。「筑摩(ちくま)」という地名の歴史は古く、平安時代の辞書『和名類聚抄』によると、646年の改新の詔によって信濃国に置かれた10郡のうちのひとつとされています。
村名の「麻績(おみ)」は、難読地名ですよね。村内には、国の重要文化財に指定されている「麻績神明宮」があり、平安時代に伊勢神宮の麻績御厨(おみのみくりや)を鎮護する神社として勧請されたと伝えられています。そのため、麻績という地名は、伊勢神宮と関係を持つ麻績部(おみべ)から発しているのではないかと言われています。
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