ねとらぼ

第2位:海南

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解説

 第2位は、同率の得票率10.4%で2つのエリアが選ばれました。一つ目は「海南」です。

 和歌山県の北西部に位置する海南市は、熊野古道の要衝の地として発展してきたエリアです。熊野聖域の入り口とされる「藤白王子」や、「鈴木姓」のルーツとされる「鈴木屋敷」など、歴史的資産も点在。日本四大漆器に数えられる「紀州漆器」の産地としても知られています。

 「海南」の地名は、当時の「海草郡」の南部に位置していたことから付けられたとされており、1934年の市制施行でも、そのままの地名が使用されました。2005年には全国公募による改称も検討されましたが、地理的なイメージや全国的に知名度が高いという理由などから、改称されずに現在にいたっています。

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第2位:高野

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解説

 第2位の二つ目は「高野」でした。

 和歌山県の北東部に位置する高野町は、空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地として知られ、貴重な文化財や建造物が数多く存在するエリアです。豊かな自然環境に恵まれているほか、2004年7月には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されたこともあり、観光地としても高い人気を誇っています。

 高野山に深く関わりのある地域で、1889年に市町村制によって高野村が誕生。その後、1928年に町制を施行し、高野町となりました。日本仏教の聖地である高野山の荘厳で神聖なイメージなども、支持を集めた理由かもしれませんね。

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