「金持ち企業」ランキングTOP20! 1位は「任天堂」【2021年版】
与信管理のASPクラウドサービスを提供するリスクモンスターが、第10回「金持ち企業ランキング」の調査結果を公開しています。この調査は、銀行や証券会社などの金融機関と決算短信を提出している企業3286社を対象に実施。2021年6月2日時点で開示されていた2020年4月期以降の決算情報をもとに、NetCash(実質的な手元資金)を算出してランキングを作成しています。
なお、これまでは日本会計基準の企業だけが対象でしたが、今回の調査から国際財務報告基準の企業も対象となりました。それでは、さっそく結果を見てみましょう。
(出典:リスクモンスター「第10回『金持ち企業ランキング』」)
第3位:ファーストリテイリング
第3位は、UNIQLOブランドなどを運営する「ファーストリテイリング」でした。NetCashは6235億円。2021年8月期の第3四半期の連結決算は、売上収益が4952億円と前年同期より大幅に伸び、営業利益も599億円で前年の赤字から黒字に転換しました。第1四半期からの9カ月累計でも、売上収益が1兆6980億円、営業利益が2278億円と増収増益を達成。ただし、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響などで、当初の計画を下回る実績となっています。
第2位:信越化学工業
第2位は「信越化学工業」でした。NetCashは8391億円。1960年代に海外に進出して以降、世界最大の塩化ビニル樹脂(塩ビ)メーカーとしてシェアを拡大している、日本が世界に誇る化学メーカーです。
手元資金が豊富なだけでなく事業投資にも積極的で、2020年度にはアメリカの子会社であるシンテック社の塩ビ生産能力強化などに着手。半導体シリコン事業でも研究開発や安定供給の強化に向けた施策を進めるなど、成長に向けた取り組みに経営資源を積極投入しています。
第1位:任天堂
第1位は「任天堂」でした。NetCashは、1兆1852億円となっています。現預金保有量のランキングでは12位に入り、有利子負債は0円。営業キャッシュフローのランキングでも16位と上位に入るなど、借入金の増加による倒産リスクを抑えつつ多額のキャッシュを獲得するという効率的な経営を行えているといえそうです。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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