【解説付き】ゲーム音楽作曲家、あなたのイチオシは? 〜アンケート実施中〜

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 ゲーム音楽。それはプレイヤーの気持ちを盛り上げてくれる、ゲームに欠かせない要素です。ゲーム音楽の力があるからこそ、キャラクターにより強く感情移入したり、素敵な演出がより響いたり、戦闘がより楽しくなったりと、作品の魅力が高まります。イントロを聞いただけで「あの人だ!」と分かる曲も多く、作り手の個性にあふれているのも、大きな特徴ですね。

 近年は、ゲーム音楽プロ交響楽団「JAGMO」が誕生したり、数々の作品のオーケストラコンサートが開催されたりと、ジャンル自体としても大きな盛り上がりを見せています。

 今回、ねとらぼ調査隊では「ゲーム音楽作曲家、あなたのイチオシは?」と題して、アンケートを実施しています。

 それでは、アンケート対象となっている作曲家の皆さんを紹介します!

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光田康典

 作曲家デビュー作となった「クロノ・トリガー」で、その人気を不動のものとした光田康典さん。同作のBGM「風の憧憬」「時の回廊」などに大きな衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。

 その続編「クロノ・クロス」の作曲も担当。特に有名なオープニングテーマ「CHRONO CROSS ~時の傷痕~」は、民族音楽テイストの落ち着いた雰囲気から始まり、中盤からは一転、激しさの中に悲壮感を漂わせる独特の曲調がファンを魅了。プログラム曲に採用したフィギュアスケート選手も現れるなど、世界的に人気の楽曲でした。ムービーの素晴らしさもあって、毎回オープニングを飛ばせないプレイヤーも多かったのではないでしょうか。

 その他にも「飛翔」(ゼノギアス)や「ボス戦1」(新・光神話 パルテナの鏡)、近年では「ゼノブレイド」のエンディングテーマ「Beyond the Sky」など、幅広い作品で多くの人気楽曲を生み出しています。

 個人的に一番好きな曲は、「クロノ・クロス」のエピローグで流れる「生命 ~遠い約束~」。それぞれのキャラクターがセルジュに前向きな別れを告げるという演出もあって、今でも聞くだけで涙が出ます。

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伊藤賢治

 光田さんと同時期にスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)で活躍した作曲家の「イトケン」こと伊藤賢治さん。長らく「サガシリーズ」の楽曲を担当されている名コンポーザーです。

 ご本人いわく「戦闘曲が苦手」とのことですが、「サガフロンティア」の“ほぼ”メタルアルカイザー専用曲「Battle #5」や、バーチャルシフトの演出とカーネイジのSEも合わさって興奮が止まらないジェノサイドハート戦の「Last Battle -T260G-」、さらに「ロマンシング サガ3」の「四魔貴族バトル」など、今なお高い人気を誇る戦闘曲を数多く世に送り出してきました。

 戦闘曲以外でも、“世界一カッコイイ下水道”でおなじみ「下水道」(ロマンシング サ・ガ)や、雪国の雰囲気と見事にマッチした幻想的な「ポドールイ」、そして「パァン!」という物件独立SEが耳から離れない「トレード」(いずれもロマンシング サガ3)など、人気楽曲は数知れず。

 個人的に一番好きな曲は、「ロマンシング サガ2」の「ラストバトル」。当時は英雄が敵という設定に驚いたものです。このどこか物悲しいBGMを聞く度、7人への同情を禁じ得ません。

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浜渦正志

 サガシリーズといえば、もう一人、忘れてはならないのが、浜渦正志さん。「サガ フロンティア2」や「アンリミテッド:サガ」などのサガシリーズ作品、その他にも「チョコボの不思議なダンジョン」「武蔵伝II」「ファイナルファンタジー XIII」「アライアンス・アライブ」といった人気作の楽曲を手がけてきました。

 楽曲の特徴は、なんと言っても透明感。ファンタジー世界に相応しい幻想的な曲調は、まさにオンリーワン。個人的には、ゲームシーンとの親和性が強く感じられ、その時々のキャラクターの勇ましさや悲しさが痛々しいほど伝わってくる、そんな力強さも秘めている点が好きです。

 一番好きな曲は、定番ですが「サガ フロンティア2」の「Misgestalt」。直前に流れる「Nachtigall」からの転調、各キャラの決意みなぎるセリフ(1人を除く)、そしてサガのお約束・初見殺しのラスボスの絶望感と、倒せた時の感動。色々な思い出が詰まった一曲です。

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下村陽子

 カプコンでキャリアをスタートし、人気格闘ゲーム「ストリートファイターII」などの楽曲を担当された下村陽子さん。その後、スクウェアへ移籍し、「LIVE A LIVE」「スーパーマリオRPG」「パラサイト・イヴ」「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」など、数々の名作の楽曲を生み出してきました。

 独立後もその活躍はめざましく、「キングダムハーツ」シリーズや「マリオ&ルイージRPG」シリーズなどを担当。近年は、同じくゲーム音楽作曲家・なるけみちこさんとのユニット「音女(おとめ)」を結成するなど、活動の幅を広げています。

 個人的に一番好きな曲は、「LIVE A LIVE」の「MEGALOMANIA」。同作のシナリオは全て好きなのですが、特にキューブ編のラスボス戦がお気に入りです。直前の伍長の名言、背筋が冷えるラスボスの語り、そして始まる戦闘とBGM。キューブの必殺技の頭文字を拾うと「HUMANISM」になるという演出も、最初に知った時はゾクゾクしました。

 ちなみに、幕末編の竜馬の土佐弁を翻訳したのが野村哲也さん(編注:スクウェア・エニックス「キングダム ハーツ」などを手掛けたクリエイター、高知県出身)だと、ついこの間、再プレイして初めて知りました。

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菊田裕樹

 スクウェア初期を支えた作曲家として忘れてはならない一人、菊田裕樹さん。人気RPGシリーズ「聖剣伝説」の2、3の楽曲を担当された名コンポーザーです。その他にも「双界儀」「シャイニング・ハーツ」「ソウルキャリバーV」などの楽曲を手がけています。

 菊田さんのBGMは、そのゲームの世界で暮らす人が作ったように感じられるリアリティに魅力を感じます。特にその印象を強く抱いた楽曲が、「聖剣伝説2」の「天使の怖れ」。初めて聞いた時はゾクゾクしました。パッケージデザインやオープニングシーンとの親和性が抜群で「これからこの世界で冒険するんだ!」というワクワク感が止まらなかったのを、今でもよく覚えています。

 個人的に好きなBGMは、「聖剣伝説3」の「Swivel」。黄金の街道で流れるBGMですね。ポロンにダーツを投げられてピンチに陥り「ピコン! ピコン!」という警告音に焦っているうちにやられて、ジ・エンド……。誰もが一度は経験した苦い思い出ではないかと思います。

 あと、同作のラスボス戦の最終盤で流れる「Sacrifice Part Three」も外せません。それまでのおどろおどろしいBGMから一転、最終決戦に相応しい激しいサウンドへ切り替わる一曲は、屈指のラストバトルBGMだと思います。

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聖剣伝説3 オリジナル・サウンド・ヴァージョン"

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植松伸夫

 ここまでスクウェア、スクウェア・エニックスの作曲家を列挙してきましたが、絶対に外せないのが、「ノビヨ」の愛称で親しまれている植松伸夫さん。ご存知「ファイナルファンタジー」シリーズの楽曲を数多く手がけてきた重鎮です。その他にも「半熟英雄」シリーズや「ロードオブヴァーミリオン」シリーズなどの楽曲を担当されてきました。

 その活躍はゲーム音楽ファンなら誰もが知るところでしょう。「ファイナルファンタジーVIII」のテーマソング「Eyes On Me」が、ゲーム音楽として初めて日本ゴールドディスク大賞のソング・オブ・ザ・イヤー洋楽部門を受賞するなど、多くの功績を残してきました。

 個人的に一番好きなのは、面白みがなくて申し訳ないですが、「ファイナルファンタジーVI」の「仲間を求めて」。“おしりが魅力的な”ダリルとの回想、セッツァーの名言、そしてファルコンが再び空へ戻り、離れ離れになった仲間を求め、このBGMとともに旅に出る……あの胸アツ展開が大好きでした。

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すぎやまこういち

 JRPGにおいて「ファイナルファンタジー」シリーズと並ぶ二大巨頭と言えば、「ドラゴンクエスト」シリーズ。その楽曲を手がけてきたのが、すぎやまこういちさんです。

 ドラゴンクエストのメインテーマは、ゲームに興味がない人でも、この曲だけは知っている、そう言っても過言ではないくらい、まさに国民的ゲーム音楽でしょう。学校の音楽の教科書で目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。私も小学生時代、音楽の授業のマーチングバンドで演奏しました(練習を平気でサボる不真面目な生徒でしたが、この曲だけは頑張りました)。

 またゲーム音楽以外でも、ハウスバーモントカレーなどのCM曲や、ガロの「学生街の喫茶店」、島谷ひとみさんがカバーしたことでも有名なヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」といったヒットナンバーの作曲など、幅広いステージで活躍されてきました。音大に行けなくて仕方なく東大に入った、という仰天エピソードも有名ですね。

 個人的に好きな楽曲は、「ドラゴンクエスト」の「序曲」。言葉は不要でしょう。ゲーム音楽史に残る金字塔です。

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古代祐三

 同じくゲーム音楽業界の第一線で長らく活躍されている作曲家として外せないのが、古代祐三さんです。

 有名作曲家・久石譲さんの指導を受け、高校卒業後に日本ファルコムへ入り、ゲーム音楽家としての活動を本格的にスタート。これまでに「ソーサリアン」や「イース」シリーズ、「世界樹の迷宮」シリーズ、「セブンスドラゴン」シリーズなどの楽曲を手がけてきました。

 1990年に発売された「アクトレイザー」のオーケストラを思わせるBGMは、業界内に大きな衝撃を与えたことで知られています。そのインパクトは、スクウェアが当時開発中だった「ファイナルファンタジーIV」の楽曲をゼロから作り直したという話が、まことしやかに噂されるほどでした。

 個人的に好きな楽曲は、「イース」の「FIRST STEP TOWARDS WARS」。同シリーズのフィールド曲は本当に力が入っていますが、その原点とも言える曲だと思います。

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日本ファルコム Ys I&II Chronicles オリジナルサウンドトラック

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Falcom Sound Team jdk

 古代さんも在籍していた日本ファルコムで立ち上げられたサウンドチームです。同社の人気RPG「イース」シリーズや「軌跡」シリーズなどの楽曲を手がけています。「ぐるみん」などもBGMが人気ですね。

 同チームの楽曲は、ゲームの世界観やストーリー、演出と強くシンクロしている点が魅力だと思います。その中で、個人的にBGMが好きな作品は「イースVIII」。初めて聞いた時、主人公・アドルの境遇とは裏腹に冒険のワクワク感が止まらなかった「Sunshine Coastline」、ダーナの意志の強さと境遇の悲しさが感じられる「Iclucian Dance」、不穏な序盤から徐々に力強さが宿る中盤、そして凱歌を思わせる勇ましさ漂う終盤と、まさにストーリーを体現しているかのような宿敵オケアノスとの戦闘曲「Oceanos」など、丁寧に作り込まれたBGMの数々に感動しました。

 ほぼ「イースVIII」の話一色になりましたが、そんな同チームの楽曲でお気に入りなのは、先にも挙げた同作の「Sunshine Coastline」。初回プレイ時はワクワク感しかありませんでしたが、クリア後に聞くとピアノの響きが悲しくも感じられ(特にサビのピアノ)、今でも聞くだけで涙が止まりません。

 あとは「碧の軌跡」の「To be continued!」もお気に入りです。流れるシーンにマッチした全編に漂う緊迫感、ストーリー性ある構成、何度聞いてもゾクゾクします。

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小倉久佳

 ゲーム音楽家の人気投票とあらば、小倉久佳さんも外せません。TAITOのサウンドチーム「ZUNTATA」の一員として長らく活躍され、現在は「小倉久佳音画制作所」名義で活動されています。

 人気シューティングゲーム「ダライアス」シリーズなどの楽曲を手がけ、その独特の世界観で多くのファンの心を掴んでいます。「ダライアス外伝」の「VISIONNERZ〜幻視人〜」「SELF」、「Gダライアス」の「KIMERA II」などは、聞く度に背中をゾクゾクと電気が走ります。

 また、小倉さんの代表曲として「ニンジャウォーリアーズ」の「Daddy Mulk」を真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。あの三味線がゲーム音楽ファンに与えた衝撃は、とても大きかったと思います。

 そんな中、個人的に最も印象に残っているのは、「東京SHADOW」のオープニングテーマ「Stoic Romance」。この曲単体というより、ゲームのインパクトと合わさって忘れられない曲になっています。カオス過ぎるストーリーとグロシーンに耐え切れず、結局ラストまでプレイ出来ませんでしたが……。

石川淳

 HAL研究所で活動されている作曲家の石川淳さん。「星のカービィ」の楽曲を初代から手がけてきた、カービィシリーズBGMの立役者です。同じくカービィシリーズに携わっている名コンポーザー・安藤浩和さんらと、数々の名曲を生み出してきました。

 初代「星のカービィ」の「GREEN GREENS」や「デデデ大王のテーマ」、「星のカービィ スーパーデラックス」の「戦艦ハルバード:甲板」、「星のカービィ64」のラスボス戦BGM「VS.ゼロ・ツー」、「星のカービィWii」の「支配してアゲルヨォ」など、ポップな曲から激しいロック調のBGMまで、幅広い楽曲を手がけています。

 個人的に一番好きなのは、定番ですが「GREEN GREENS」。初代「星のカービィ」が生まれて初めてプレイしたゲームだったので、今でもとても思い出深い曲です。あと「戦艦ハルバード:甲板」「銀河にねがいを:スタッフロール」(いずれもスーパーデラックス)などもお気に入り。岩垂徳行さんが「大乱闘スマッシュブラザーズX」で戦艦ハルバードのBGMをアレンジした「メタナイトの逆襲」も必聴です。

David Wise(デビット・ワイズ)

 レア社の大ヒットアクションゲーム「スーパードンキーコング」シリーズのBGMを担当したのが、デビット・ワイズさんです。当時としては驚くほど美しいグラフィックは多くのプレイヤーに衝撃を与え、その世界観にマッチしたワイズさんの素敵なBGMの虜になった人も多いでしょう。

 中でも「スーパードンキーコング2」の「Stickerbrush Symphony」は、今なお高い人気を誇っています。流れるステージ、特に「とげとげタルめいろ」の鬼畜難易度に手を焼き、この曲を聞くたびにトラウマがよみがえる、という方も多いのでは?

 個人的に一番好きなBGMは、「スーパードンキーコング」のキングクルール戦のBGM「Gang-Plank Galleon」。明るいイントロから、攻撃が激しくなるにつれて曲調も荒々しくなり、そして倒したと思ったらエンドロール後に復活するという驚きの展開。全て含めて、とても印象に残っている一曲です。

桜庭統

 人気RPG「テイルズオブ」シリーズや「スターオーシャン」シリーズ、「ヴァルキリープロファイル」シリーズや「バテン・カイトス」シリーズ、「黄金の太陽」シリーズなど、数多くの名作のBGMを手がけてきた桜庭統さん。イントロを聞いた瞬間に桜庭さんの曲だと分かるくらい独創的なサウンドは「桜庭節」と呼ばれ、多くのファンに愛されています。

 個人的に好きなBGMは、「スターオーシャン3」の「Cutting Edge of Notion」と、「テイルズオブエターニア」の「CELESTIA BATTLE」。

「Cutting Edge of Notion」は、疾走感がたまりませんでした。「スターオーシャン3」は戦闘の攻撃エフェクトやSEもお気に入りで、この曲が流れる中、マリアの金髪ショートカラーで敵をひたすら足蹴にするのが最高に楽しかったです(発言が危ない人ですね……)。

 そして「CELESTIA BATTLE」は、この迫力あるサウンドの中で、テイルズオブシリーズで初実装された秘奥義を連発するのが快感でした。緋凰絶炎衝、風塵封縛殺、格好良いですよね。……龍虎滅牙斬? 知らない子ですね(あれだけ難し過ぎませんか?)。

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なるけみちこ

 往年の名作RPG「ワイルドアームズ」シリーズや「天使の詩」シリーズ、「ノーラと刻の工房 霧の森の魔女」などの楽曲で有名な、なるけみちこさん。個人的には「ワイルドアームズ」シリーズの印象が特に強いです。スピード感あふれるダンジョンBGM、荒涼とした世界観に相応しい寂寥感に満ちたテーマソング、熱い戦闘BGMなど、どの楽曲も流れるゲームシーンに込められたメッセージを強く反映しているように感じられて、とても印象的でした。

 中でも好きなBGMは、定番ですが「ワイルドアームズ2」の「バトル・VSロードブレイザー」。メインテーマ「どんなときでも、ひとりじゃない」をインストゥルメンタルでアレンジした熱いラスボス曲です。そのタイトル通り、世界のみんなと一緒にアガートラームを抜いてラスボスを倒すという王道ストーリーは感涙もの。アークインパルスの度に仲間の思いがアシュレーに届き、力になるという演出には、鳥肌が止まりませんでした。

 後にアレンジャーとしても有名な米光亮さんがアレンジした「バトル・VSロードブレイザー」も最高ですね。イントロから疾走感全開の激しいロックサウンドに生まれ変わった一曲は、米光さんのギター、サビで高鳴る包国充さんのサックスが圧巻です。

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近藤嶺

 人気RPG「ファイアーエムブレム」シリーズや「大神」シリーズ、「戦国BASARA」シリーズや「ベヨネッタ」シリーズなどの楽曲で知られる近藤嶺さん。ゲームシーンとBGMの調和はもちろん、特に「戦国BASARA」のキャラクターテーマなどに感じられる、キャラクターの内面を丁寧に描き出した旋律が大好きです。

 近藤さんの曲で最も有名なのは、おそらく「大神」のラスボス戦BGM「太陽は昇る」でしょう。旅の道中で出会った人々の祈りを力に変えてラスボスへ立ち向かう演出は評価が高く、今でも最高のラストバトルに推す人も多いと思います。

 個人的にも「アマテラスは本当にみんなから愛されていたんだなぁ」と感じられて、初プレイ時は涙が止まりませんでした。戦闘が始まって大慌てでぬぐったのは良い思い出です。最初期の筆しらべ「光明」で太陽を出現させるという演出も最高でしたね。

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目黒将司

 アトラスの人気RPG「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズなどのBGMを手がけてきたのが、目黒将司さんです。その名を一躍広めた「ペルソナ3」の楽曲は、当時としては珍しいボーカル入りの戦闘曲(Mass Destructionなど)やスタイリッシュなBGM(Changing Seasonsなど)がめじろ押しで、多くのプレイヤーが驚いたのではないでしょうか。

 同作は全体的に雰囲気が暗いゲームですが、ポップなBGMもダークなBGMも共通してオシャレ。しかも世界観を壊すことなく、むしろファンに熱烈に愛されるほどゲームに相応しい楽曲に仕上がっていたのが、とても印象的でした。

 個人的にお気に入りのBGMは、「ペルソナ3」の「全ての人の魂の戦い」、そして「ペルソナ5」の「Rivers In the Desert」。好きな楽曲はたくさんあるのですが、特にオシャレな中にも荒々しさを感じられる戦闘曲が好みです。

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浅野隼人

 ガスト(現在のコーエーテクモゲームス)で「アトリエ」シリーズなどのBGMに携わり、現在は独立して活動されている浅野隼人さん。近年、人気が高まっている若手ゲーム作曲家の一人です。「新・ロロナのアトリエ」の「紫電清霜(しでんせいそう)」、「シャリーのアトリエ」の「雲烟飛動(うんえんひどう)」、「ソフィーのアトリエ」の「雲雀東風(ひばりごち)」といった漢字4文字シリーズが特に人気のBGMでしょうか。最近は、「バンバード」で知られるフリーの作曲家・mozellさんのアルバムにアレンジ曲を提供するなど、活動の幅を広げています。

 個人的にお気に入りなのは、「ソフィーのアトリエ」の「薊蓮花(あざみれんげ)」、そして「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」のティファレト戦で流れる「binGe」を冠した3曲(特に1曲目のC18H23NO3)です。どちらも転調のセンスが大好きで、静と動が切り替わる瞬間の解放感は、聞く度に背中がゾクゾクします。

 特に「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」は、その魅力が存分に発揮されたゲームで大好きです。転調曲以外でも、通常戦闘曲「OVERDOSE」、オープニングテーマ「BLUE REFLECTION」、「快楽説パラドクス」をはじめとするコモンのテーマなど、魅力あふれる曲ばかりで、BGM聞きたさに何度も遊んでしまいます。サントラあるのですが、ゲームBGMはやはりプレイ中に聞いてこそですよね(決して日菜ちゃんのパンチラを拝みたいわけではありません)。

ZUN

 最後に紹介するのは「東方」シリーズの生みの親で知られるZUNさん。同シリーズのグラフィックやBGM、ゲームプログラムなどをほぼ一人で製作するという、マルチタレントな凄腕クリエイターです。

 同シリーズはZUNさんのBGMの人気も高く、特に突き抜けるような高音のトランペットは「ZUNペット」と呼ばれ、多くのファンから愛されています。個人的にはピアノが荒ぶる曲が好みで、特に「秘神マターラ ~ Hidden Star in All Seasons.」「少女綺想曲 ~ Dream Battle」などがお気に入りです。

 中でも一番好きな曲は「満月の竹林」。冒頭いきなり爆発するZUNペットとギターの迫力、思わず体を揺らしてしまう疾走感、ステージとのシンクロ具合、そして何よりサビの圧倒的な盛り上がりと影狼の登場タイミングが最高。マイベスト道中曲です。

その他

 以上が、今回のアンケート対象の作曲家の皆さんです。

 ただ「あの人がいないなんて、許せない!」「あの人、忘れてる!」といった声がたくさんあると思います。そうした熱い思いをお持ちの皆さん、ぜひ「その他」に投票してコメント欄にお願いします!

アンケート

ゲーム音楽作曲家、あなたのイチオシは?
実施期間:2020/07/31 00:00 〜 2020/08/30 23:59
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