ねとらぼ調査隊では9月24日から9月30日までの間、「梶浦由記さんが音楽を手がけたアニメ作品で一番好きなのは？」というアンケートを実施しました。

　今回のアンケートでは、計2669票の投票をいただきました。たくさんの投票ありがとうございます！

　アニメやゲームを中心として、映画、CM、テレビ番組などの分野でも活動している梶浦由記さん。中でもテレビアニメへの楽曲提供は数多く、さまざまな作品で高い人気を誇っています。そんな梶浦さんが音楽を担当した中で最も人気だったのはどの作品だったのか、結果を見ていきましょう！

第10位：鬼滅の刃

　第10位は「鬼滅の刃」でした。週刊少年ジャンプに連載された吾峠呼世晴さんによる漫画を原作としたアニメで、テレビシリーズと劇場版は社会現象を巻き起こす大ヒット作品となりました 。

第9位：プリンセス・プリンシパル

　第9位は「プリンセス・プリンシパル」でした。2017年に放送されたスチームパンク的な世界観のアニメ作品。19世紀末に東西に分断された架空のロンドンを舞台に繰り広げられる、少女たちによるスパイアクションを描いています。

第8位：「舞-HiME」シリーズ

　第8位は「『舞-HiME』シリーズ」でした。私立風華学園を舞台に生徒達の友情と恋愛、戦いを描いた作品です。テレビアニメや漫画などからなるメディアミックス作品です。梶浦さんは2004年から放送されたシリーズ第1弾「舞-HiME」と、2006年から放送されたシリーズ第2弾となる「舞-乙HiME」ともに音楽を担当しました。

第7位：「ツバサ」シリーズ

　第7位は『「ツバサ」シリーズ』でした。週刊少年マガジンに連載されたCLAMPによる漫画を原作としたアニメ作品で、「サクラの記憶の羽根」を求め、さまざまな異世界を冒険する冒険活劇です。TVアニメ版は「ツバサ・クロニクル」というタイトルで2005年から2006年に2シリーズが放送。2005年には劇場版が公開されたほか、原作のコミックス特典としてOVA「ツバサ TOKYO REVELATIONS」「ツバサ 春雷記」が制作され、梶浦さんはいずれの作品でも音楽を手がけました。

第6位：ノワール

　第6位は「ノワール」でした。「銃と少女」というコンセプトのもとに制作された、美少女ガンアクション・アニメ三部作の第1作。第2作「MADLAX」、第3作「エル・カザド」と、梶浦さんは全シリーズの音楽を担当しました。梶浦さんの特徴的な民族音楽風のサウンドが、スタイリッシュなアクションシーンに彩りを与えています。

第5位：「.hack」シリーズ

　第5位は『「.hack」シリーズ』でした。同名のゲームを主軸としたメディアミックスプロジェクトのひとつで、TVアニメシリーズとOVA作品が発表されており、梶浦さんはTVアニメ第1作「.hack//SIGN」とOVA「.hack//Liminality」の音楽を手がけています。石川智晶さんとのユニット「See-Saw」による主題歌も印象的でしたね。

第4位：魔法少女まどか☆マギカ

　第4位は「魔法少女まどか☆マギカ」ででした。願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を描いた作品で、その衝撃的なストーリーが話題を呼びました。制作段階で脚本を読んだ梶浦さんも夢中になるほどで、作品のヒットを予感していたそうです。また、TV版のEDテーマには梶浦さんがプロデュースしていた「Kalafina」が起用されました。

第3位：Fate/Zero

　第3位は「Fate/Zero」でした。得票数は293票、得票率は11％となりました。TYPE-MOONのノベルゲーム「Fate/stay night」の前日譚を描く、虚淵玄さんのスピンオフ小説を原作としたアニメ。こちらも、第2期OPテーマと第18～19話で使用されたEDテーマを梶浦さんプロデュースの「Kalafina」が歌っているほか、春奈るなさんが歌う第2期EDテーマの作詞・作曲も梶浦さんが担当しました。

第2位：「ソードアート・オンライン」シリーズ

　第2位には「『ソードアート・オンライン』」シリーズがランクイン。 得票数は308票、得票率は11.5％でした。

　川原礫さんによるライトノベルを原作としており、TVアニメは4シリーズ、劇場版は2作品が制作され、梶浦さんはいずれの作品でも音楽を担当しています。作中の舞台となる、それぞれ異なったVRMMOの世界観に合わせた雰囲気の楽曲が特徴です。なお、劇場版2作目となる「劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ- 星なき夜のアリア」は10月30日公開予定となっています。

第1位：空の境界

　そして第1位となったのは「空の境界」でした。 得票数は661票、得票率は24.8％と、大きな人気を集めました。

　「月姫」「Fate/stay night」などで知られる奈須きのこさんによる長編伝奇小説を原作としており、同作初の映像化を果たしたアニメ映画です。原作と同様に、劇場版も7章と終章での8作品で構成されています。梶浦さんの手がけるサウンドが世界観に非常にマッチしています。また、梶浦さんプロデュースの「Kalafina」も、全8作の主題歌を担当しました。

コメント欄で多かったのは

　今回の投票ではテレビアニメ作品を中心としていましたが、寄せられたコメントでは映画「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」を推す声も多く聞かれました。また、作中の音楽担当としてのクレジットではないものの、「See-Saw」としてEDテーマを手がけた「機動戦士ガンダムSEED」をあげる声も見受けられました。また「ひとつに絞れない！」という意見もあり、どの作品も名曲揃いであることが分かりますね。

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