日本のみならず、世界の国々において経済に大きな影響をもたらしている「観光」。コロナ禍以前は日本を訪れる外国人旅行者が増加しており、日本経済においても大きな要素となっていました。そこで今回は、UNWTO(国連世界観光機関)や各国政府観光局が公表している資料をもとに、観光庁が作成した「国際観光収入ランキング(2019年)」を紹介します。
なお「国際観光収入」とは、「海外からの旅行者が、現地で食事や宿泊などにかけた支出」のことを指しており、今回のランキングでは、本国との往復などにかかる「国際旅客運賃」が除外されています。また、金額は米ドルに換算されており、その時々の為替レートによって数値や順位が変動することもあります。それでは、さっそくTOP3にランクインした国を見ていきましょう。
(出典:観光庁|令和2年観光の動向「国際観光収入ランキング(2019年)」)
第3位:フランス(638億ドル)
第3位となったのは、芸術と美食の国・フランスでした。2019年の国際観光収入は638億ドルです。世界有数の観光大国として知られており、外国人旅行者受入数では長年1位を記録しています。
フランスには地中海や大西洋に面した穏やかで温かい海岸エリアがある一方で、スキーなどのウィンタースポーツを楽しめる山岳地帯もあるなど、自然を満喫できるスポットが豊富。ルーヴル美術館などのミュージアムや、モン・サン・ミッシェルやヴェルサイユ宮殿などの世界遺産も国内に点在するほか、フランス料理とワインという観光資源を持っているのも強みです。また、ドイツやイタリア、イギリスといったヨーロッパ各国からアクセスしやすいのも人気の秘訣。
第2位:スペイン(797億ドル)
第2位には、スペインがランクイン。2019年の国際観光収入は797億ドルです。温暖な気候で過ごしやすいリゾート地や、歴史ある建物などが集まる地域もあり、まさに見どころだらけの国です。
サグラダ・ファミリアやトレド大聖堂など、世界遺産へ登録されている建築物やエリアなども多く、フランスと同様に地方ごとの特色ある食べ物も魅力的。近年では「スポーツ大国」としても有名で、サッカーなどのスポーツ観戦ツアーも人気を集めています。さらに「闘牛」「サン・ホセの火祭り」「牛追い祭り」など、世界的に有名なイベントやお祭りも盛りだくさんで、1年中観光客が絶えることがない国です。
第1位:アメリカ(1933億ドル)
そして第1位は、アメリカでした。2019年の観光収入は、2位のスペインの2倍以上となる1933億ドルとなっています。
アメリカは広大な面積を誇る国のため、“観光地”といっても東海岸と西海岸、グアムやハワイといったリゾート地などでかなり違いがあります。ニューヨークやロサンゼルスといった大都市はもちろん、内陸のラスベガスやアリゾナ州のグランド・キャニオン、カナダ国境にあるナイアガラの滝も有名です。
アメリカでは国を挙げて観光業に力を入れており、観光客や観光収入は増加傾向にあります。単に観光資源が豊富というだけでなく、国を挙げた戦略的な展開によって世界トップの観光大国として大きな存在感を放っていることがうかがえます。
日本の順位は?
なお、日本の順位は461億ドルで7位でした。アジアの国々に絞ると、タイの605億ドルに次ぐ2位となっています。2018年は世界9位だったため、2位順位を上げました。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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