【作品解説付き】あなたが最も好きな「シャフト」のアニメ作品は?~アンケート~
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新房昭之監督を筆頭に、個性的な演出陣による独特な作風で多くのアニメファンを生み出してきた「シャフト」。キャラクターが絶妙な角度で振り返る「シャフ度」など、その特徴的な演出はもはや名物となっています。
10月からは“武器×美少女”をテーマにしたメディアミックスプロジェクトのアニメ「アサルトリリィ BOUQUET」が放送予定! シャフトの新作を楽しみにしているという人も多いと思います。
ねとらぼ調査隊では、そんなシャフトのアニメ作品の人気投票を実施します! シャフト公式サイトに記載されている作品の中からあなたが最も好きな作品に投票してください。
それでは、シャフトのアニメ作品をいくつかピックアップして紹介していきます。
「ひだまりスケッチ」シリーズ
2007年に第1期が放送され、その後第4期まで放送された「ひだまりスケッチ」。『まんがタイムきららキャラット』にて連載されている、蒼樹うめさんによる漫画が原作です。
やまぶき高校美術科に入学した主人公・ゆのは親元を離れて「ひだまり荘」で一人暮らしを始めます。ひだまり荘に住んでいる宮子、ヒロ、沙英と過ごす日常を描いたストーリーが、日常系アニメが流行したきっかけの1作品とも言われています。
第1期のエンディング「芽生えドライブ」がめちゃくちゃ好きです。癒される。多くのアニメ音楽を担当しているmarbleさんのデビュー曲でもあります。
「さよなら絶望先生」シリーズ
2007年に第1期が放送された「さよなら絶望先生」。その後第3期まで放送されました。『週刊少年マガジン』で連載されていた久米田康治さんによる漫画が原作で、ネガティブ(?)な高校教師・糸色望と、超ポジティブな風浦可符香(P.N)や、何事もキッチリしないと気が済まない木津千里、糸色望にほれて常に付きまとっている常月まといなど、個性が強すぎる生徒と繰り広げるギャグストーリーです。
糸色望の声を担当している神谷浩史さんと、日塔奈美の声を担当している新谷良子さんによるラジオ「さよなら絶望放送」も好評でしたよね。これをきっかけにアニラジにハマったという人も多いと思います。
「ef」シリーズ
2007年に放送された「ef – a tale of memories.」と2008年に放送された「ef – a tale of melodies.」の2部作となっている「ef」シリーズ。PCゲームが原作で、原作のオープニング映像は新海誠監督が制作しています。
第1期は高校生にして少女漫画家の広野紘、紘のクラスメイトで映画研究部のカメラマン兼監督をしている堤京介、読書好きの麻生蓮治の3人の主人公の切ない恋愛を描いたストーリーです。オープニング映像はストーリーが進むにつれて少しずつ変わったり、歌詞も英語バージョンと日本語バージョンで変わったり、凝ったギミックは鳥肌ものでした。
個人的に一番好きなストーリーは麻生蓮治と新藤千尋のストーリーですね。1期の最終話めちゃ泣きました。広野紘と宮村みやこのクライマックスのカウントダウン演出もめちゃくちゃ良かったです。
<物語>シリーズ
2009年に西尾維新さんの小説が原作の「化物語」が放送され、その後「偽物語」「猫物語(黒)」「<物語>シリーズセカンドシーズン」など多くの続編がテレビアニメ化、前日譚を描いた「傷物語」は3部作で劇場アニメ化、「暦物語」が公式アプリにて配信されるなど、長いスパンで展開が続いています。
西尾維新さんによる独特な小説をシャフトの演出と声優の演技力で再現しており、主人公・阿良々木暦の声を担当した神谷浩史さんのモノローグがすごいです。戦場ヶ原ひたぎ役の斎藤千和さんの罵倒(からのデレ)もすごいです。そして月火ちゃんかわいいです。
「荒川アンダー ザ ブリッジ」シリーズ
2010年に放送された「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、『ヤングガンガン』で連載されていた中村光さんの漫画を原作とした作品です。同年には第2期が放送され、2011年にテレビドラマ化、2012年には実写映画化もしています。
大財閥「一ノ宮グループ」の御曹司であるリクルート(リク)こと市ノ宮行が、荒川でおぼれていたところを自称金星人のニノと名乗るホームレスの女性に助けられます。「他人に借りをつくるべからず」という家訓により、恩返しをしようとしますが、要求されたのが「恋がしたい」でした。
恩返しをするために自らも河川敷で生活を始めます。ちょっと不思議なニノとのラブコメが始まるかと思いきや、そんなことより星型のマスクをかぶった星やカッパの着ぐるみを着た村長など、河川敷の住人たち強烈過ぎる……。意味不明なことが多すぎますが、面白いです。
それでも町は廻っている
「それでも町は廻っている」は石黒正数さんによる漫画が原作となっているアニメで、2010年に放送。原作は見事すぎる伏線回収によって、ファン衝撃の結末を迎え話題となりましたが、アニメでは序盤のエピソードを中心に構成していました。オープニングは坂本真綾さんが歌う「DOWN TOWN」に乗せて、梅津泰臣さんがコンテ・演出・作画監督を担当。ノリノリで楽しげな映像は視聴者に鮮烈な印象を残しました。
ドジだけど探偵に憧れている主人公・嵐山歩鳥は小さなころから世話になっている喫茶店・シーサイドの店主・ウキにメイドとして雇われます。そんな歩鳥のことが好きでシーサイドによく訪れる幼なじみの真田広章や、その真田に好意を寄せている同級生・辰野トシ子(タッツン)、ボーイッシュな先輩の紺双葉、警察の松田旬作、亀井堂静など、町に住む住人と歩鳥の関係性が楽しい作品です。
歩鳥とタッツンの会話は見ているだけですごく楽しい気持ちになります。そして合間に出てくる飼い犬(たぬき)のジョセフィーヌかわいい。
「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズ
言わずと知れた大ヒットアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」は2011年に放送されました。脚本が虚淵玄さん、キャラクターデザインが「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめさんによるオリジナルアニメで、多くのアニメファンが第3話で絶望させられました。マミさん……。
その後、劇場版「[新編] 叛逆の物語」で新展開を見せましたが、続編の情報はありません。むしろこのまま終わっていいという声もあります。物語が壮大になったので(元々壮大でしたが)、続編があるとしたら、ぜひ見たいですね!
ちなみに、2020年に放送された「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」は別枠としてカウントしています。
3月のライオン
2016年に第1シリーズが放送された「3月のライオン」は、将棋を題材とした羽海野チカさんによる漫画が原作。15歳でプロ棋士となった少年・桐山零が将棋での対局やいろいろな出会いを通じて、少しずつ成長していくというストーリーです。
羽海野さんが、新房昭之監督&シャフトでなければ「アニメ化は出来なくてもいい…」というほどに熱烈にオファーしたことでアニメ化が実現したことでも話題になりました。
アニメでも川本家の温かい雰囲気が、すごくいい。10話の零が叫ぶシーンはグッときました。現在のところ、第1シリーズと第2シリーズで全44話ありますが、全話心が動かされる名作です!
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
2017年に劇場公開された「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、岩井俊二さんによるドラマ・映画を原作とした作品。主人公・典道役は菅田将暉さん、なずな役は広瀬すずさんが務め、不思議だけどどこか切なくあまずっぱい青春ストーリーとなっています。アニメ版では大胆なシャフト演出に加え、ヒロインのなずなが拾った不思議な玉を投げることで「もしも」の世界に行くことができる、SFチックな要素も見どころでした。
DAOKOさんと米津玄師さんによる主題歌「打上花火」もいいですが、広瀬すずさんが劇中で歌う、松田聖子さんのカバー曲「瑠璃色の地球」がめちゃくちゃ好きなんですよ。サントラ買いました。
以上、いくつかの作品をピックアップして紹介してきました。しかし、シャフトはこれら以外にも多くの名作を残しています。ぜひ、下のアンケート欄から好きな作品に投票してください。選択肢はシャフトの公式サイトに記載されている放送済みの作品を対象にしています。