美味しんぼファン大注目! あなたの好きな海原雄山の名言は?【人気投票実施中】
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1983年、週刊ビッグコミックスピリッツ誌上で連載がスタートした「美味しんぼ」。ストーリーのおもしろさはもちろん、作中を彩った数々の料理、食に関する知識など、時代にマッチした要素も評価され人気を博しました。そして、美味しんぼを語る上で欠かせないのが、個性豊かな登場キャラクターたちです。
その中でも特に強い個性を放つのが、主人公・山岡士郎の実父であり、最大のライバルとして幾度となく立ちはだかった、海原雄山です。そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたの好きな海原雄山の名言は?」というアンケートを実施します。
作中、実社会なら何かしらの騒動に発展しかねない、傲慢で傍若無人な言葉を連発する海原雄山。しかし、そのすべてに物事の本質があり、彼なりの優しさが隠れている言動もありました。それではまず、海原雄山が残した代表的な名言をピックアップして紹介します。
女将を呼べッ!!
料亭で出された吸い物と煮魚が口に合わず、料理をぶちまけた際のセリフ。海原雄山とはどんな人物なのかを体現しています。現代の言葉で言うならば、まさにモンスタークレーマーですね。
このあらいを作ったのは誰だあっ!!
料亭岡星の店主、岡星精一の弟である良三が作った「あらい(刺し身の調理法)」に、タバコの匂いが付いていたことに激怒。確かに、刺身の繊細な味にタバコの匂いがついては台無しですよね。雄山が怒るのも納得できます。
訂正しよう。牛肉をまずく食べる料理法は、スキヤキだけじゃない、このシャブシャブもだ。
調味料の味が濃く、牛肉本来の味を打ち消してしまうようなスキヤキや、シャブシャブは良くないという考えの雄山。どちらも人気の高い肉料理ですが、雄山からすると最低の料理のようです。
食べ物の味もわからん豚や猿を、私と一緒の席に着かせるのか!!
料亭を訪れた雄山が士郎たちと同席することとなり、士郎を含む東西新聞の面々に向けて放った傍若無人すぎる暴言。実の息子にはもちろん、その上司や同僚たちに対しても容赦ありません。
馬鹿どもに車を与えるなっ!
車での移動中、渋滞に巻き込まれた際に放った言葉。渋滞でイライラする気持ちもわかりますが、この発言はあまりにも横暴な気が……。
見ろ!! 手が汚れてしまった!!
ハンバーガーを「下衆な食べ物」と評していた雄山が、独立した元部下の作ったハンバーガーを食べたあと、自分の手が汚れてしまったことで、側近である中川を叱りつけた際の言葉。……ですが、なんだかんだと言いつつ食べきったハンバーガーへの評価や、その後の言動を見るに、雄山のツンデレっぷりがよくわかりますね。
旨いのはトマト自身の手柄じゃないか、作った人間がえらい訳じゃない
トマトそのものがおいしいので、必然的にトマト料理はおいしくなるという意味を含んだ言葉。たとえ料理ができるようになっても、決して自分が料理上手などと、うぬぼれてはいけないという戒めの言葉なのかもしれません。
まず第一にカレーとはなにか?
独自のスパイスで人気のカレー店に来店した際、店主に対して問いかけた言葉。カレーの定義とは、辛さなのか、色味なのか、それともスパイスなのか。矢継ぎ早に繰り出される雄山の問いから、まるで哲学のようなカレーの奥深さを感じさせます。
人の心を感動させることが出来るのは、人の心だけなのだ
入院していた京極万太郎の退院祝いとして、彼の地元である高知県の四万十川で獲れた鮎を振る舞った雄山。これを食べた京極は、「なんちゅうもんを」と感動のあまり涙を流します。料理は、いかに高級な食材を選ぶかということよりも、いかに相手を思いやるかということが大事なんですね。
命にかかわらない真剣勝負はない
アジア各国の首脳を美食倶楽部に招き、料理を振る舞うことになっていた矢先、交通事故に遭ってしまった雄山。医者から安静にするよう言われたのにもかかわらず、雄山はこの言葉を残し、美食倶楽部に向かおうとします。
ホフホフ熱い…
揚げたてのチーマーカオ(ゴマ団子)を前にしてテンションが上がった雄山が、食べながら言った言葉。機嫌のいい時には度々こうして茶目っ気のある言動をするのが、雄山の憎めないところです。
私は、このみすぼらしさを若いふたりに贈りたいのだ
山岡士郎、栗田ゆう子の結婚披露宴のスピーチで贈った言葉。雄山は、結婚披露宴で振る舞う料理に「ご飯・味噌汁・大根の煮物・イワシの焼き魚」という非常に質素なメニューを選び、なぜこの料理を選んだのかをスピーチで語ります。
チ、チヨ なんとかしろ
孫たちに「じいじい」「ちゅきちゅき」と懐かれ、チヨに助けを求める雄山。そのまんざらでもない様子を見ていると、初期の頃の冷酷な海原からは想像もできないような、ほっこりとする場面ですね。
私とおまえ、二人の宝物だ
物語終盤、士郎は親子3人が写っている写真を、雄山は士郎が家出するときに唯一壊さなかった皿を互いに贈り合います。こうしてついに2人は和解し、本当の父親と息子になったのでした。
その他(コメント欄にお願いします)
今回は100巻以上もある美味しんぼの中から、代表的な海原雄山の名言を紹介しました。しかし、海原雄山は作中、とても紹介しきれない数の名言を残しています。
そこで、今回紹介されなかった海原雄山の名言が好きだという人は、下のアンケートよりその他への投票と、コメント欄にて名言を残してください。ご投票をよろしくお願いします!