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“キャベツ枕”に“里芋湿布” ネット上に見られる科学的根拠のない「治療法」への注意促す報道に反響

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 2月10日、日本テレビ系列で放送されている情報番組「スッキリ」にて、科学的根拠がない治療法を紹介しているWeb上の記事が取り上げられ、ネット上で話題となっています。

 番組では「手作りの目薬」や、風邪に効果があるとした「キャベツ枕」、傷に貼ると効くとした「里芋湿布」などが紹介され、科学的・医学的根拠がないとして、ネット上の情報を鵜呑みにすべきではないと注意喚起をしていました。

ネット上では6割超がネガティブな反応

 SNS分析ツールで「スッキリ AND ( キャベツ枕 OR 里芋湿布 )」についてのツイートを解析すると、2月10日13時までのTwitter上の反応は65.5%がネガティブなものとなりました。多くの人が「科学的根拠のない情報が出回っている」ことに対して批判的であることがわかりました。

 トレンド件数は12時がピークとなっていて、「キャベツ枕」と「里芋湿布」がTwitterトレンド入りしたことで、もっとツイート数は伸びていくと思われます。

「寝不足で正常な判断できない」産後の女性は精神的に不安定になることも

 番組で紹介された「キャベツ枕」は、子どもが風邪を引いたとき、キャベツを頭に巻くことで毒素を吸い出し、熱を下げる効果があるとした科学的根拠のない治療法として紹介されました。

 番組内で出演者が「小さな子どもがいるお母さんは焦ってしまう」など、こうした情報を不安定な状態で見て、実行しかねないと発言をしていました。

 こうした内容にTwitterでは「産後から乳幼児育児中は睡眠不足で正常な判断ができない」といったツイートがあります。

「助産師でもキャベツ枕勧めてくる人結構いる」もっと大ごとにすべきとの声

 ネット上では「助産師の方でもキャベツ枕やジャガイモ湿布、大根湿布など勧めてくる人結構いる。もっと大ごとにして『科学的根拠がない』ことを知らせてほしい」という意見に注目が。

 これに対して「私も母乳出ないときにジャガイモ湿布とか言われた」など、同じような体験をしたという声が見られました。

 一方で、「授乳期の胸の冷やし方として教科書にキャベツ湿布が乗っていた気がする。冷やし方の好みで氷などと使い分ける冷却方法だった」という反応もありました。

「手作り目薬」や「Wi-Fiは発達障害の恐れ」など、ネットの情報は安易に信じない

 番組中では、「塩素の入っていないミネラルウォーターと、塩化ナトリウムが入っていない塩で簡単に目薬が作れる」という記事も紹介されていました。そもそも食塩とは化学式NaClで表される「塩化ナトリウム」を主な成分としたものです。

 こちらは「あんふぁんWeb」という幼児と母親に向けて情報を発信するサイトに2018年8月から掲載されており、運営会社のサンケイリビング新聞社は2月4日に記事を削除、2月6日に公式サイトに謝罪文を掲載しています

 「あんふぁんWeb」のブログ記事の執筆体制は、ママライターの22人と、読者代表の「あんふぁんメイト」の66人だそうで、2020年2月4日にTwitterに転載され、安全面への懸念などが続出しました。(参考:J-CASTニュース

 こうした現状が「スッキリ」で報じられると、Twitterでは「医学的な内容を扱うなら、厳しい体制が必要」や「運営の記事チェックなしって、なかなか闇が深い」など、「あんふぁんWeb」に対する糾弾の声が多く見られました。

まとめ

 今回の問題について、産後の女性は不安定になることもあり、こういった情報を信じてしまう恐れがあり、健康に関わる情報は慎重に公開すべきである、という声が多く見られました。

 インターネットで手軽に情報が発信・取得できる今だからこそ、情報を発信するメディア側のチェック体制には万全を期して、情報を受け取る側も十分に気をつける必要があると、考えさせられるニュースでした。

調査概要

調査期間2020年2月10日
調査対象Twitter
調査件数 1116 件(10%サンプリング)
調査キーワードスッキリ AND ( キャベツ枕 OR 里芋湿布 )
調査方法対象期間のTweetを「クチコミ@係長」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正
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