文部科学省より「英語教育実施状況調査」の結果が公表されました。この調査は2013年度より公立小中高校を対象に行われており、中学生の英語力は2019年度に比べて3ポイント上昇しています。ちなみに2020年度調査はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により中止となりました。
今回は2021年のデータをもとに、公立中学校3年生の英語力が高い都道府県をランキングで紹介しましょう。ランキングは、英語能力に関する外部試験の結果がCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) A1(英検3級レベル相当)以上の生徒の割合を都道府県別に比較したものです。なお、都道府県と政令指定都市を合算した数値を掲載しています。
(出典:文部科学省「令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について」)
第2位:群馬県(60.9%)
第2位は群馬県。CEFR A1(英検3級レベル相当)以上の生徒の割合は60.9%です。全国平均(47%)を13.9ポイント上回り、文部科学省の第3期教育振興基本計画で定められた目標値の50%もクリアしています。
「新学習指導要領」では、英語の授業は英語で行うことを基本としており、群馬県では発話の半分以上を英語で行っている教師の割合が82.3%(全国平均73.4%)と高い数値です。
群馬県は2014年度に、県内3地域が文部科学省から「英語教育強化地域拠点事業」に指定されました。小・中・高の教員6人で構成された専任チームを設置し、カリキュラム開発や評価資料の作成に加え、教員の英語指導力向上を目的とした研修を実施。県全域に英語教育アドバイザー教員を配置することにも取り組んでいます。
第1位:福井県(85.8%)
第1位は福井県。CEFR A1(英検3級レベル相当)以上の生徒の割合は85.8%です。第2位の群馬県に24.9ポイントの差をつけ、全国平均(47%)を38.8ポイントも大きく上回りました。
同データでは英語担当教師の英語力も調査されており、福井県はCEFR B2レベル(英検準1級)以上の教師の割合も64.8%とダントツの1位です。
県では研究協力校を指定し、英語教育の推進を図っています。英語教員指導力向上や外国語指導助手(ALT)の資質能力向上にかかる研修を積極的に実施。2016年度からは中学3年生に年1回、英検やGTECなど外部検定の受験料補助を行っており、そのような取り組みも英語力の向上につながっていると考えられます。
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