日本が誇る名物「そば」。そばの実を使ったそば粉を加工した麺料理で、日本全国で食べられています。諸説ありますがそばの歴史は古く、日本への伝来は奈良時代以前といわれています。当初はそば焼きやそばがきといった食べ方が主流で、現在のような食べ方が確立されたのは江戸時代の頃なのだとか。
温めても冷やしてもおいしい「そば」。冷たいそばであれば、一口ずつつゆにつけて食べる「もりそば(せいろそば)」や「ざるそば」が代表的。また、温かいそばの代表格は、そばを器に入れて温かいつゆをたっぷりかけた「かけそば」でしょう。
地域によっても特徴の異なるそばが提供されており、長野県の「信州そば」や新潟県の「へぎそば」などが有名ですよね。今回は「東京のそばの名店」について考えてみましょう。おいしいお店を見つけると、誰かに紹介したい、でも人気店になりすぎて行列ができると困る……そんな葛藤はありませんか?
松翁(神保町)
そば好きの間で知られる名店が、神田猿楽町にある「松翁」。定番のそばは、店内で製粉したそば粉に水を加えて打つ十割そばで、コシがありしっかりとそばの味が感じられます。季節に合わせた「伊予柑切り」「菜の花切り」などの変わりそばもおすすめ。店頭には生けすがあり、注文を受けてから穴子やエビをさばいて揚げる天ぷらは絶品。そばを食べた後のそば湯も、そばのうまみがギュッと詰まっており最後の1滴まで飲み干してしまうおいしさです。
手繰りや 玄治(久米川)
「手繰りや 玄治」は、西武新宿線の「久米川」駅近くにある名店。店内に入ると目につく石臼でていねいに挽いた「手挽きせいろ」をはじめ、「鴨せいろ」「海老天せいろ」などが食べられます。特に手挽きせいろは粗めの粉を使用しているためか、麺の表面にそばの皮や粒感が見て取れるような仕上がり。しっかりとしたそばの風味を感じることができるでしょう。
清水屋(堀ノ内)
杉並は堀ノ内、妙法寺横にあるのが揚げまんじゅうと手打ちそばのお店「清水屋」です。国産の特上粉を使用して、毎朝打っているというそばは、しっかりコシがありつつものど越しのよい細麺。せいろや天せいろなどの定番メニューはもちろん、夏のこの時期しか食べられない「すだちそば」も絶品です。そばに舌鼓を打った後は、名物の揚げまんじゅうも食べたくなってしまいます。
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