「Bank」が「銀行」と訳された理由とは?

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 『銀行』の名前の由来ですが、明治時代の日本で国立銀行の条例を作る際、アメリカの『国立銀行法』という法律を参考にしました。『国立銀行法』は英語で『National Bank Act』と言いますが、そのときに『Bank』を『銀行』と訳しました。

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金じゃなくて、どうして銀なの?

 「金じゃなくて、どうして銀なの?」と思われる方もいらっしゃると思います。その理由ですが、「Bank=お金(金や銀)を扱う店」という発想から、中国語で『店』を意味する『行』という漢字を使ってみては…という案が出たそうです。

 その結果、『金行(きんこう)』または『銀行』ではどうか? という話になりましたが、『金行』だとあまり語呂が良くないということで、最終的に『Bank』を『銀行』とすることにしたそうです。

 他にも、実業家の渋沢栄一さんが『銀行』という言葉を考えた…とする説などがあります。渋沢栄一さんと言えば、2024年をめどに新しくなる1万円札の肖像に使われることが決まっていますよネ。

 参考までに『Bank』という言葉の語源ですが、イタリア語の『BANCO(バンコ)』だと言われています。『BANCO』とは『長い机やイス』のことです。

 12世紀の頃、当時の世界の貿易や文化の中心地だった北イタリアに、両替を行う『両替商』が誕生しました。この両替商が現在の銀行の原型だと言われています。そんな両替商の方々が、両替のときに使っていたのが『BANCO』だったそうです。

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