あなたが好きな「中部地方のご当地焼きそば」は？【人気投票実施中】

イタリアン

　新潟県の下越・中越地方の人々に長く愛されているB級グルメ。名前を聞いただけだと「イタリア料理？」と錯覚してしまいますが、その実態を一言で言うならば、イタリア風焼きそば。蒸した太めの中華麺に、いろいろな具材が入ったトマトソースをたっぷりとかけた一皿です。麺に絡んだトマトソースの程よい塩味としっかりした酸味が楽しめます。

　現在は王道のトマトソースやミートソースのほか、ホワイトソースやカレーソース、エビチリなどさまざまな種類のソースがあり、トッピングもハンバーグや唐揚げ、チーズなどいろいろなバリエーションが楽しめます。お持ち帰りメニューとして買い求める人もいるなど、地元民の熱い支持を受けています。

糸魚川ブラック焼きそば

　新潟県の糸魚川市でご当地メニューとして開発され、現在は市内のさまざまな店舗で提供されているご当地焼きそば。その名のとおり、日本海産のイカから取れたイカ墨を中華麺に絡めた真っ黒なビジュアルが特徴です。中華麺の代わりに日本ソバを利用する店舗もあります。

　具材や味付けは店舗によって異なり、卵焼きや目玉焼き、トマトソース、チーズなどいろいろなトッピングがあるほか、皿に盛りつけたり鉄板で出したりなど、さまざまなバリエーションが存在します。強烈な見た目とは裏腹に、焼きそばソースとイカ墨が奏でる奥深い味わいの虜になって、ついつい何店舗もハシゴしてしまう可能性大かも？

富士宮やきそば

　もともと静岡県の富士宮市で昔から親しまれてきた焼きそばが、新たに「富士宮焼きそば」と命名された一品。B-1グランプリで第1位に選ばれるなど、全国的な知名度を誇ります。一般的な焼きそば麺の製造工程では、蒸したものを一度茹でますが、富士宮焼きそばの場合、蒸したあと急速に冷やして表面を油でコーティングすることで、独特のコシを生み出しています。

　各店で「炒め油にラードを用いる」「肉カスを具に加える」「イワシの削り粉を振りかける」「富士宮産の高原キャベツを使う」などの12箇条を守って提供されているのも大きな特徴。コシの強い麺に肉かすやイワシ、キャベツなどの独特の風味が絡み合い、一度食べたらまた富士宮に来たくなる美味しさです。