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» 2015年01月19日 11時00分 公開

ウェアラブル機器「UP24」で衝撃の事実が判明! 俺、寝てない!?身体を張って検証しました

リストバンド型の活動量計「UP24」を使い始めた筆者だが、このウェアラブルデバイスは一日中着けていられる。そう、睡眠時も……数字で表されると驚くこと、ありますよね。

[小林誠,ITmedia]

 JawboneのUP24を使い始めた筆者だが、すでに多くのダイエットアプリNike+FuelBandを試し、歩数が分かったくらいでは感動しない。食事や気持ちの記録もできるが過去に経験済みだ。しかし「睡眠時間」の計測を1カ月に渡って行ったのは今回のUP24が初。手首のリストバンドで自分の睡眠を記録できるなんて面白い、と思っていたのも最初だけ。筆者に愕然とした事実を突きつけた。

Jawbone UP24はほとんど「着けているだけ」なので、データを分析しアドバイスを得るなら「UP」のアプリから

バンド部分は満足度が高い アプリは記録忘れが多い

 UP24が記録し、スマホのアプリで確認できるデータは「歩数」「睡眠時間」という大きなデータのほか、細かく見ると「活動時間」「非活動時間」「消費カロリー(さらに活動時、非活動時の消費カロリーに分かれる)」だ。

(左)歩数の詳細なデータ。活動時間、消費カロリーの内訳が分かる。(右)気持ちの変更は上下のスライドで簡単にできる

 さらに手動で記録するデータとして、現在の自分の「気持ち」、「食事(料理名、量、カロリー)」「体重」「体脂肪率」「コメント」がある。

 これらのデータを活用し、毎日複数のアドバイスが表示される。1カ月使ってみて以下のように感じた。

良い点

  • 動いていないとバイブで通知
  • 起床時にバイブで通知
  • ほぼ一日すべての活動記録が可能
  • 邪魔にならない
  • 睡眠の記録が取れる

悪い点

  • 食事の記録が手間
  • 体重の記録が忘れがち
  • 気持ちの記録も忘れがち
  • 睡眠の記録まで忘れがち
  • アドバイスの詳細が英語サイト
  • 外すとやはりホッとする

 バンド部分が細く、利き腕ではない腕に着ける、という仕組みなので邪魔にならず、公私に関係なく、風呂に入る以外は一日中着けていられる。これは大きなメリットだ。

 動いていないと振動して通知があるし(とはいえ、それで動くわけでもないのだが)、ウェアラブルのリストバンドとしてはかなり満足度が高い。

アプリのメニューからアラート関連の通知設定ができる

 一応バンド部分で気になったのは2点で、1点は睡眠の記録にはボタンの長押しが必要で(睡眠モードになる)、忘れたまま寝てしまうことがよくあること。自動的に記録をできないだろうか。

(左)睡眠モードはボタンの長押しを忘れがち。(右)睡眠中に着けていても気にならないし、とくに壊れたりといったこともなく無事1カ月を終えた(なお2画面ともスクリーンショットが撮れないため画面をカメラで撮影した)

 もう1点は当たり前だが、着けていて邪魔にならない、気にならないとはいえ、外したときに開放感があり、ホッとするということ。筆者の場合、腕に若干跡がつくので、もう少し余裕があるとまた違うかもしれない。

 あとは主にアプリの手動記録を忘れてしまう点がデメリット。そもそも一日中UP24が記録しているので、「着けていればいいや」となりがち。アプリを開かないまま一日が終わることも。せっかくの他の機能、アドバイスも見逃してしまう。

 そのアドバイスだが、アプリに表示される概略は日本語で、それだけでも十分ではあるのだが、根拠を見るために詳細サイトを開くと英語サイトとなってしまう。もう少し日本向けになってくれると嬉しい。

(左)毎回のデータを基に新たなアドバイスが表示。およそ3件程度見られる。(右)ただし詳細なリンク元は英語のニュースサイトだったりする

食事の記録は料理の検出が貧弱 量、カロリーの設定にもうんざり

 UP24で大きなストレスになるのが、アプリを使った食事の記録だ。この手の機能はダイエットアプリによくあり、とくに筆者が使っていたものでは「Noomコーチ」が優秀だった。

 それと比較してしまうからか、UP24の食事の記録は使いづらい。そもそも食事のデータベースが貧弱で、恐らく日本の食事のデータが少ない。筆者は魚料理が好きなのでスーパーでも見かける「金目鯛」や「ハタハタ」の料理くらいは対応してほしかった……(そりゃあアジやサバよりはマイナーだけど)。

 また食品データも「こんにゃく」が2件あったり、「豚汁」にいたっては5件もあるなど、入力名だけではデータに重なりがあり、確認するのも修正するのもUIが分かりづらく、イライラしてくる。

(左)食品データの入力画面。極端な例だが、豚汁は「豚汁」だけの項目が多過ぎる。どれを選べばいいんだ。(右)こちらは「玄米」を入力したとき。これまた迷う

 とくに食事の量の変更は、なぜか画面のイラストをスライドして量を調整する。これがまた微妙なタッチ操作が必要。もう数字の入力でいいじゃないか、何度思ったことか。

 もちろん入力すれば、カロリーや成分分析が見られて便利なのだが、入力方法にウンザリして続かない。

(左)食事の量や単位を変更するのが面倒……。1食分なら問題ないが増減があると……。(右)ただし食事の分析は自動的に成分が見られて分かりやすい

睡眠分析で筆者の眠りの「質」が低いと分かる……

 一方で大きな衝撃を受け、考えさせられたのが「睡眠の記録」。筆者は自宅が作業場ということもあり、好きなときに眠り、好きなときに起きることができる。

 というわけで自分では「しっかり8時間前後は眠っている」と思っていた。だが、計測結果を見ると「しっかり」でもないし、「8時間」も眠ってはいなかった。

 睡眠時間はほぼ4〜5時間、しかも「浅い眠り」の時間帯が多く、途中で起きることもしばしば。またグラフを見ていると布団で横になってから、すぐに眠れない、起きたときもすぐに布団から出ることができない日が多い。

 UP24のアプリでは睡眠の目標時間を設定しているのだが、50〜60%程度しか達成できない。筆者の睡眠の質は低いと言えるだろう。

(左)ある日の筆者の睡眠時間。4時間49分しか寝てない。起きたときの筆者はそれなりに寝ているつもりなのだが。(右)毎日記録していても、なかなか目標に届かず平均睡眠時間が短い……。ずっと質の低い睡眠を続けていることになる

 もちろんこの結果からアドバイスが新たに表示されるのだが、この時点ではまだウォーキングを中心とした「運動」のためにUP24を着けている、という意識が強く、快適な睡眠を目指してはいない。そのため睡眠関連のアドバイスはひとつも実行しなかった。

 今思えば快適な睡眠は結局規則正しい生活につながり、ダイエットにも役立ったはずだが……愚かである(その反省も踏まえ、もうひとつの記事で快適な睡眠を目指しているので読んで頂ければ幸いだ)。

2週目〜4週目で80キロ〜77キロ台と増減激しい! 79キロ前後に

 UP24を使い1週目は79.9キロから79.2キロへ一応体重は減少した。とはいえ宅配食を行っていた頃は77キロ台にまで下がっていたのが、ここにきて79キロ台に。これはピンチ。

 一気に結果を進めてしまうと、2週目は78.7キロ→80.2キロと80キロ台にリバウンドしてしまった。この頃になるとトレーニングアプリとのダイエットを併用しており、「食事は気にしない」日々。しかも前述したようにUPのアプリでは食事の記録がしづらく、食事の管理がおろそかになる。

(左)2週目初日。(右)2週目最終日。80.2キロになってしまった。これで危機意識を持ち、以後、UP24使用中はこれ以上の体重にはならなかった

 ただ「80キロ」という数字に危機を感じ、3週目は79.7キロ→78.8キロに。ウォーキングを増やし、食事も若干気を使う。79キロ前後が当たり前になり、4週目には78.4キロ→79.1キロとなった。とくに4週目は77.7キロも記録し、「減量の壁」は感じるものの、リバウンドは防いでいる。

(左)3週目の最終日。(中)4週目に入り、77.7キロ! (右)4週目最終日には79.1キロと79キロ前後が普通に。この時点ではリバウンドを防げていたようだ

 UP24もやはり着けていると、運動が増え、身体に気を使うようになる。もっとも長続きすることが重要で、やめてしまうとリバウンド。実はこのあと、先週お伝えした「Runtastic」のアプリによるダイエットが中心になり、完全にリバウンドしている。

 次回からはFuelBandやUP24、Runtasticで得た知見(というか反省)から「トレーニングだけでやせるのは無理」「食事の管理こそ初心者ダイエッターには重要」という当たり前の視点に戻る。

 とはいえもう一度宅配食をやっても芸がない。それに正直、またいろいろ注文するのは面倒くさい。

 ならば、と近所のコンビニやドラッグストアを活用してみることに。ダイエット向きの健康食品が店頭に溢れる今、いつもの買い物で食事ダイエットができるはず! 筆者の人柱っぷりをお楽しみに。

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