エレクトロニック・アーツのプレスイベント訪問記(2/3 ページ)

» 2005年08月08日 08時48分 公開
[岩井省吾,ITmedia]

やっぱり北米では人気の高い映画ゲーム

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 つい先日(7月16日)、最新作が出版されたハリー・ポッター。今年も年末の映画公開に合わせてゲームの第5弾が登場する。今回のキーポイントは「出演者の肖像権を獲得し、映画により近づいたキャラクターでプレイができる」ということ。今まではびみょ〜に似ているようなキャラクターが登場したが、本作ではこのように実物のラドクリフ君にそっくりのハリーを操作することができる。

本作のパッケージアート。過去の作品のそれがまがい物(失礼)に見えそうなクオリティ。もちろんシリーズ通してWBIEの正式ライセンス商品。念のため

こちらはゲーム中に使用されるハリーとハーマイオニーのレンダリング

 第1作の「ハリー・ポッターと賢者の石」から4年の歳月が流れ、ユーザー層も比較的高くなったということもあり、ビジュアルはより派手になった。筆者の感想を正直に言うと「これ、Eレーティング(全年齢)で通るの?」という写実的なものに。

 ゲームのキーになるのはやはり「3大魔法学校対抗戦」。ゲーム中にこの対抗戦に登場する3つの試練が待ち受ける。基本的にはハリーを操作するのだが、3人で進むステージではプレーヤーを任意選択可能。3人同時プレイも可能だ。

 本作では百味ビーンズや魔法使いカードなどが、ハリーたちのパワーアップに繋がるので、アイテムの集めがいが増えたのもうれしい。北米では映画と同時の11月発売

3人で力を合わせて難関を切り抜けろ! というか、1人だけでは切り抜けられないポイントが多数。正しい魔法を使えば仲間は自動的にフォローしてくれる
対抗戦の試練の1つがドラゴンとの対決。前作のラストでもらった新型箒・ファイヤボルトを駆り、勝機をつかめ!

 なお、今回はニンテンドーDS版・PSP版も同時発売予定。DS版では呪文をタッチパネル入力したり、魔法生物をペットにすることができる……。えー、EA社内ではまだ英語版が出てないのに「nintendogs」が大流行なんだとか。

The Lord of the Rings Tactics

 シリーズ完結後も欧米では人気が高いロード・オブ・ザ・リングシリーズ。今回はPSP版のタクティカルロールプレイングが登場。GBA版「中つ国第三紀」もそうだったじゃないか、という指摘があるが、今回はより深みを増した内容になった。というのも、本作からオリジナル小説の内容もゲーム中に盛り込めるようになり、ゲームの世界が大きく広がることになったのだ。

前作「中つ国第三紀」でエグゼクティブプロデューサーを担当したスティーブ・グレイ氏が引き続いて同職に

 ゲームシステムはタクティカルロールプレイングということで、見た目やシステムは既存の同ジャンルのゲームと大きく変わらない。各ステージの勝利条件を満たせばステージクリアとなる。

 ゲームのポイントとしては移動フェイズと攻撃フェイズがあり、移動は全チームが同時に行うということ。移動によっては衝突が発生し、キャンセルになってしまうこともある。位置の取り合いが重要となってきそうだ。

 ストーリーはフロドやアラゴルンを操作する本編と、サウロンやサルマンなどの闇の軍勢を操作する裏ストーリーがあり、なんと対戦モード(4人まで参加可能)では両グループから自由にチームを編成しての対戦が可能になっている。「サム&サウロン」vs「サルマン&ガンダルフ」などのifをも超えたあり得ない戦いが展開する。

 PSPの高い映像能力を生かして、映画の名シーンを再生するなど、ファンサービスも忘れていない。

The Godfather The Game

 今回、ゴッドファーザーはクローズドスペースでの非プレイアブル出展で、開発担当者によるデモンストレーションのみ。

今回のデモはビト・コルレオーネの部屋をイメージした部屋で行われた

 今回のデモではMob Faceと呼ばれるキャラクターメイキングとリスペクト値をメインに行った。Mob Faceはプレイヤーのキャラクターを自由に作成する機能で、これは当然ムービーに登場するキャラクターにも反映される。

 リスペクト値はプレイヤーのファミリーに対する貢献度を示す値だが、この値は銃殺するよりも、暴力で屈服させたり、警官などを買収することで多く上がるシステムになっている。さらに舞台となるニューヨークではマフィアの縄張り争いもあり、これらのシステムが緊密に絡み合うことでゴッドファーザーの世界を再現するという。なお、発売日は北米でも2006年1〜3月という発表があった。

情報を得るために脅すのも1つの手だ。殺してしまったら情報は聞き出せない
オリーブオイル会社前での惨劇など、映画の名シーンもそのまま再現

007 From Russia With Love

EAの007シリーズ最新作は初期の名作「ロシアより愛をこめて」をゲームで再現。もちろん、ショーン・コネリーをサイバースキャンしてゲームのキャラクターに仕立ててある

レーシングゲームもEAの独壇場に? 3タイプのレースゲームを展示

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