Xbox 360「闘龍門」対戦イベント中の現場に潜入。プロ雀士に本作の魅力を聞いてきました

AQインタラクティブから発売されているXbox 360ソフト「通信対戦麻雀 闘龍門」。その通信対戦イベント「プロチャレンジ杯」の現場へと潜入し、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士2人に、本作をプレイしての感想や魅力などを語ってもらった。

» 2006年03月15日 18時37分 公開
[遠藤学,ITmedia]
photo

 AQインタラクティブから発売されているXbox 360ソフト「通信対戦麻雀 闘龍門」にて、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士との通信対戦イベント「プロチャレンジ杯」が開催されることは、こちらの記事にてすでにお伝えしていたが、このたび、実際にイベント中の現場へとお邪魔する機会を得ることができた。

photo

 闘龍門は、手軽にマージャンを楽しめるのが特徴で、短時間で逆転可能な「割れ目システム」などの搭載により、1ゲーム5分程度で勝敗が決まる。また、Xbox 360の通信機能である「Xbox Live」によるオンライン対戦も可能で、フリー対戦、全国段位認定モード、段位別対戦(ノーマル)、段位別対戦(上段位者限定)、通常大会、特別大会、通信対戦といったメニューを用意。大会に参加するためには、月額300円(2006年4月1日まで無料)の課金サービスに加入する必要があるが、直接対戦は無料で楽しむことができるという。

photo イベントの様子その1

 この日のプロチャレンジ杯には最高位戦日本プロ麻雀協会所属の近藤誠一プロと山口まやプロの2人が参加。近藤プロは闘龍門に触れるのが初めてということもあり、少し操作に戸惑う場面があったようだが、方向キーとAボタン、Bボタンの3つを覚えればプレイ可能とあって、すぐに慣れたようだった。一方の山口プロは2回目ということで、操作はもちろん、ボイスチャットもしっかりと装着するなど、手慣れたものだった。

photo イベントの様子その2

 対戦イベント自体は、記者が横からチャチャを入れていたのが悪かったのか、両プロともにサービス精神旺盛なのか、常にユーザー側が1位を取るという展開に。急きょ行われた記者との直接対決でも、事前に“振り込み野郎”の異名を持っていると言ったのを覚えていてくれたのか、明らかな「清一色(チンイツ)」(※「字牌」が混じっておらず、一種類の牌のみで構成する)狙いの手に気付かないふりをして、勝利を譲ってくれるほどフレンドリーな雰囲気の中で行われていた。

ボイスチャットを介して麻雀をやる楽しさ

photo 山口まやプロ

 つつがなくプロチャレンジ杯が終了した後、近藤プロと山口プロにイベントの感想などを聞くことができた。対戦したユーザーのレベルについて、「前もそうでしたけど、ユーザーさんはいつも強い。プロチャレンジの意味はプロ“に”チャレンジではなく、プロ“が”チャレンジですね」と山口プロは笑いながら語る。ただ、それ以上にCPUが強いと感じるそうで、これに同意した近藤プロからは「CPUは人と違ってある程度オーソドックスな打ち方をしてくる。それが逆につらいんです」との意見が聞かれた。

 また、プロ雀士は公式の対局では黙って打つのが基本となっているが、山口プロはボイスチャットを介してみんなで話しながらプレイするほうが好きだという。「公式の対局では黙ってやるのが普通なんですが、私はみんなで話しながら打つほうが好きなので、ボイスチャットはすごく気にいりました。遊びでやるのだから、話しながら楽しくやったほうが良いですよ。ボイスチャットだと“あっ!”とか声を出しちゃうから勝負にならないという人もいるかもしれませんけど、それは普通に卓を囲んで打っていたとしても、表情などで分かりますから。声で手牌がバレてしまう、といったことは気にしないで良いのではないでしょうか」

photo 近藤誠一プロ

 一方の近藤プロは、ゲームのマージャンの利点について、いくつかの具体例を挙げながら説明してくれた。「卓を囲んでやる現実のマージャンと違って、山が崩れるといったトラブルがまず起きないのが良いですね。間違って操作してしまうことはあるかもしれませんけど、それは慣れでどうにかなるでしょうし、あくまで自己の問題なので、ほかの人とトラブルになることはないですから。それと、公式の大事な対局の場合、記録係が手書きで記録を取っているんですが、ゲームを使えば記録が残るという面もあります。記録というのは、プロの雀士でも上のリーグにいかないと取ってもらえないものなので、ゲームをプレイしながら自分で記録を取って、自分の悪いところを調整していく、といったことも可能だと思います」

 これには山口プロも同じ意見だったようで「最高位戦日本プロ麻雀協会には40〜50人の研修生がいるのですが、学習する場がないんです。ですから、闘龍門のオンライン対戦で、対局する人たちでルールを決められるようになったり、観戦モードでみんなで議論できるようになれば、マージャン業界自体の可能性も大きくなると思います。データで残っていると、マージャンを知らない人に説明をする時も“ここでこうしたからこうなった”と理由を説明しやすくなりますし。データ採取にはうってつけだと思うので、ぜひ次は入れてください」と、その場にいたAQインタラクティブのスタッフに次回作の要望をするほどだった。

 なお、次回のプロチャレンジ杯は現在のところ未定だが、こちらでもお伝えしているように、2006年3月26日に東京・秋葉原にある秋葉原コンベンションホールにて、「通信対戦麻雀 闘龍門杯」が開催される。大会参加者でなくとも、勝利者を予想・的中させればプレゼントももらえるそうなので、興味のある人はぜひ足を運んでいただきたい。

タイトル名通信対戦麻雀 闘龍門
発売日発売中
価格(税込)6090円
大会参加通信対戦大会参加時にはチケット購入が必要(2006年4月1日まで無料)
(C) 2006 AQ INTERACTIVE Inc.
(C)Yuki Enterprise Inc.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news138.jpg イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
  2. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  3. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  4. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  5. /nl/articles/2405/01/news013.jpg IKEAの新作カーテンが「家中これにしたい」ほどすてき!→どうやって付けているの? 垢抜けインテリア術に視線集中「すっごいかわいい」「色味が最高」
  6. /nl/articles/2405/01/news093.jpg 500円玉が1つ入る「桔梗のお花ケース」が100万件表示超え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「お小遣いあげるときに便利」「美しい〜!」
  7. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  8. /nl/articles/2404/30/news165.jpg 「これは変態だ」 職人が“鉄の塊”から作った「はぐれメタル」がガチすぎる 狂気の手作業に驚き「いかれてるw」
  9. /nl/articles/2405/01/news104.jpg 「そっち使うの?!」「これは天才」 さびだらけの鉄くぎをぐつぐつ煮込むと……? DIYに役立つ“まさかの使い道”が200万再生
  10. /nl/articles/2405/02/news013.jpg 2歳娘、自分のバースデーフォトをセルフタイマーで…… プロ顔負けの仕上がりに「すごーーーーーーー!!」「天才すぎます」と称賛の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評