新拡張ディスク「アルタナの神兵」も発表された「ファイナルファンタジーXI」――今後の展開を予想する：スクウェア・エニックス「SQUARE ENIX PARTY 2007」（2/3 ページ）

» 2007年05月16日 16時29分公開

[あさみ666［ねこひげLLC]］，ITmedia]

これからのヴァナ・ディール

　両日ともに行われた開発者トークセッションでは、今後のバージョンアップについての情報が盛りだくさんだった。また、会場で冒険者たちから寄せられた質問やリクエストへの答えにも、さまざまな新情報が飛び出した。ここでは、特に気になった情報を厳選して紹介しよう。

エインヘリヤル

　まったく予告されていなかった高レベル向けの多人数バトルコンテンツ。ハザルム試験場を舞台に6人～36人で行われ、ランダム要素が強いシステム。バトルフィールドはデュナミスに似た方式の占有制で、制限時間は30分。報酬は戦利品として入手できる装備のほかに、アサルトのようにポイントを貯めて交換できるものもある。これは次回のバージョンアップで導入予定。写真で戦っているのは、新モンスターのヴァンピール（Vampyr）だ。

闘獣場

　闘獣場バトル用のモンスターを使って、NPCモンスターやほかの冒険者のモンスターと闘わせるコンテンツ。プレーヤーが直接操作することはできないが、「いのちだいじに」や「ガンガンいこうぜ」などの指示は可能かも……!?　闘獣場バトル用のモンスターは、各地のモンスターから、ある方法で遺伝子的な情報をアイテムとして入手し、専用NPCにトレードすることで作り出せる。これは今夏以降に導入予定だ。

青魔道士・コルセア・からくり士のメリットポイントアビリティ

　アトルガン新ジョブ3種に、メリットポイントのカテゴリー2で習得できる新アビリティを次回のバージョンアップで実装予定。

青魔道士

範囲攻撃の魔法系青魔法を単体攻撃にする代わりにパワーアップさせるアビリティ
味方にかける補助形青魔法（コクーンなど）を範囲にするアビリティ
ブルーチェーン時にTPボーナスを得るジョブ特性
青魔法ポイントの上限をアップさせるジョブ特性

コルセア

次のロールを必ず1にするアビリティ
自分にかかっているロール（残り継続時間の長いほう）をひとつ消すアビリティ
ファントムロールの効果時間を延長するジョブ特性
ランダムディールで、使用済のコマンドを優先して回復させるジョブ特性

からくり士

マスターとオートマトンの現HPを入れ替えるアビリティ（名称：黒子チェンジ）
対象モンスターの、マスターとオートマトンに対する敵対心を入れ替えるアビリティ（名称：腹話術）
命中＆飛命、回避、魔法防御をアップさせるジョブ特性（名称：微調整）
攻撃＆飛攻、防御、魔法攻撃をアップさせるジョブ特性（名称：最適化）

　また、からくり士に関しては、オートマトン魔法戦フレームの、黒い頭と白い頭を開発中ということや、アタッチメントの入手方法緩和などについても語られた。ほかのジョブのメリットポイントに大きな変更はないが、武器スキルや魔法スキルなどのカテゴリー上限アップが予定されている。それにしても、からくり士の新アビリティ名は、定型文変換で重宝されそうなユニークさだ。青魔道士とコルセアのものは名称が発表されてないが、こちらも楽しみなところ。

ワールド移転

　現在、活動中のワールドから別のワールドに引越できるサービスが、6月～7月に導入予定。1回の利用料金は3000円で、1アカウント最大16キャラクターまでこの価格で移動できる。レベル、装備、所持アイテム（リンクシェル以外）、ギルはすべて保持されるが、一度利用すると、90日間は再移動できない。これはRMT業者対策のためだ。利用料金は一見、高く見えるが、ほかのMMORPGにおける同様のサービスに比べて、かなり安くなっている。