世界一に輝いたタイの「マッサマンカレー」が日本でも食べられる

何かと耳にする「マッサマンカレー」。実は世界で最もおいしい料理ナンバー1だったってご存じでしたか? 国内でも色んな商品が開発されています。

» 2015年11月13日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 世界で最もおいしい食べ物ナンバー1に選ばれたタイ料理の「マッサマンカレー」。近年、国内でもじわじわ浸透していますが、今年の夏に日清食品が「カップヌードル」を手がけるなど勢いを増しています。

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タイの「マッサマンカレー」は世界一おいしい食べ物

 2011年に米ニュース専門放送局CNNによる情報サイト「CNNGo」上で発表された 「World’s 50 most delicious beverages(世界で最もおいしい50の食べ物)」のうち、第1位に輝いたタイのマッサマンカレー。

 ココナッツミルクを使用しているため、自然な甘さが楽しめ、比較的辛みが少ないのが特徴です。具材も牛肉や鶏肉、羊肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ナッツなどを煮込んだコクのあるカレーになっています。スパイスは、ターメリックやシナモンなどが使われます。

 実はこのマッサマンカレー、タイ南部のイスラム教徒によって食べられていたものだといわれていて、タイ国全体としてはご当地フード的な知名度のようです。ちなみに「マッサマン」とは「ムスリムの」という意味。ムスリムとは、イスラム教徒のことを指します。

カップ麺にカレー飯 次々と進む国内展開

 そんなマッサマンカレーは、ナンバー1に選ばれたこともあり、日本国内で次々と商品化されています。そのバラエティに富んだ展開を見てみましょう。

レトルトカレー

 カレーといえばレトルト食品。無印良品の「手づくりカレーキット」から成城石井、西友まで、主婦層の目に触れる商品が一通りそろっています。

 日本で初めてマッサマンカレーをレトルト化したといわれるヤマモリのタイフードシリーズの中にも、グリーンカレーやレッドカレーなどと共に存在しています。ドライスパイスを使ってじっくり煮込まれたコクのある甘酸っぱい本場のマッサマンカレーを再現しているそうです。

カップ麺

 日清食品が2015年7月に発売した「カップヌードル マッサマンカレー」は、コンビニやスーパーなどで目にしたことのある人も多いのでは? 実は少し前の5月には、サッポロ一番が、あの缶詰で知られる「いなば食品」監修の下、人気の缶詰をカップ麺化しています。

 ちなみに日清食品は電子レンジでチンして食べる「カレーメシ」やインスタント食品「フォースープ」も合わせて展開しており、マッサマンカレーにかける情熱を感じさせます。

カレー缶

 ジャガイモと豆をマッサマンカレーで煮込んだ缶詰が、いなば食品から出ています。コクのあるマッサマンカレーがジャガイモと豆の具材で手軽に楽しめそうです。

 まさかタイ南部のご当地カレーが、海を越えて日本でこのように扱われるとは、タイ国民も食べていたムスリムたちも思いも寄らないはず。ぜひ一度、本場の味を味わってみてください。

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