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» 2017年12月02日 11時00分 公開

えんやの銭湯イラストめぐり:しょ、昭和だああああ! 赤じゅうたんの宴会場が風情たっぷり「蒲田温泉」は焼きそばがうまい

「えんやの銭湯イラストめぐり」11回目は東京都大田区の「蒲田温泉」を紹介。赤絨毯の宴会場がイイ味出しています。

[enya honami,ねとらぼ]

 銭湯イラストレーター、enya honamiさん(@enyahonami)がお気に入りの銭湯をイラストで紹介する「えんやの銭湯イラストめぐり」。第11回は蒲田駅より徒歩12分、カラオケもできる宴会場とトロトロの黒湯が魅力の蒲田温泉を紹介します。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 蒲田温泉内部図解(2016年11月作成/クリックで拡大表示します)(作:enya honami


連載一覧




蒲田温泉(東京・蒲田)


蒲田温泉 蒲田 銭湯 蒲田温泉外観。赤いアーケードがトレードマーク


蒲田温泉 蒲田 銭湯 女湯浴室。黒湯、白湯の2種類のお湯が楽しめる


蒲田温泉

住所:東京都大田区蒲田本町2-23-2

電話番号:03-3732-1126

URL:http://kamataonsen.on.coocan.jp/

営業時間:10時00分〜25時00分

定休日:定休日なし





えんやメモ

  • お風呂上がりはビールと焼きそばとカラオケ! 魅惑の宴会場
  • お風呂上がりはすべすべ。蒲田温泉名物、濃厚黒湯
  • 黒湯だけじゃない、サウナとお風呂もいいぞ
  • 蒲田温泉でしか味わえない、ノスタルジー漂う昭和の雰囲気



登場人物

えんや


えんや:週5日は小杉湯、週2日は他の銭湯に通う銭湯マニアイラストレーター。好きな水風呂の温度は「15度」。


ねとらぼ


ねとらぼ編集:ねとらぼ編集部の銭湯好き。




お風呂上がりはビールと焼きそばとカラオケ!魅惑の宴会場



蒲田温泉 蒲田 銭湯 2階宴会場(営業時間12:00〜23:00)


えんや


蒲田温泉は見所満載ですが、まず外せないのは2階の宴会場です。宴会場つきの銭湯は今や珍しい存在ですが、都内にも何軒か残っています。


ねとらぼ


宴会場、まだ残っているところもあるんですね。


えんや


東京だと桜館(池上)、ヌーランド相模(蒲田)、ゆ〜シティ蒲田(蒲田)にあります。蒲田近辺は多いですね。スーパー銭湯にも宴会場や休憩室はありますけど、銭湯の宴会場はカラオケがあるのが醍醐味(だいごみ)です。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 舞台に上がって歌うことができる。色んなお客さんに見つめられるのでだいぶ恥ずかしい


蒲田温泉 蒲田 銭湯 カラオケ回数券(平日カラオケ券:15枚1000円/休日カラオケ券:11枚1000円)


ねとらぼ


ビール飲んでたら、おじさんがいきなり美空ひばり歌いだしてめっちゃ和みました。


えんや


朝から飲み続けているおじさんもいて最高の空間ですね。常連さんのボトルキープや、ティッシュキープにも和みます。


ねとらぼ


ティッシュキープ??



蒲田温泉 蒲田 銭湯 ずらっとキープされたティッシュたち


えんや


名前が書かれたティッシュが棚の上に積み上げられてるんですよ(笑)。


ねとらぼ


ホントにティッシュがキープしてある……どういうシステムなんだろう。


えんや


ここの宴会場ではさらにお酒や食事も楽しめます。オススメは汐焼きそばです!



蒲田温泉 蒲田 銭湯 東京大田汐焼きそば(650円)


えんや


「多摩川」にちなんで玉ねぎ、「桜坂」で桜エビ――みたいに、大田区を象徴する食べ物で作っているそうです。


ねとらぼ


これ、桜エビが香ばしくてうまいんですよねえ。他のメニューも全体的にすごい充実していてびっくりしました。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 この充実ぶりである


えんや


この充実ぶりですよ! またセレクトがいいんですね。


ねとらぼ


「ウインナーのにんにくいため」が超気になる! あと釜飯とかあるし!!


えんや


おつまみにレーズンバターがあるのもすごい。尊敬する。


ねとらぼ


銭湯付属の食事処ってオマケ的なのが多いけど、ここは普通に店として成立するレベルですよね。


えんや


ただでさえおいしそうなのに、風呂上がりにこんなの食べたら大変ですよ。あと、この宴会場はイベントなどでも使われるそうです。DJイベントとかライブとか、最近だと結婚式もやったらしいですよ。


ねとらぼ


ここで結婚式はいいな〜。




お風呂上がりはすべすべ。蒲田温泉名物、濃厚黒湯


えんや


蒲田温泉といえば黒湯(黒い温泉)ですよ!!



蒲田温泉 蒲田 銭湯 女湯浴室の黒湯。手前がぬるめで、奥が高温


ねとらぼ


大田区は黒湯のところが多いですよね。


えんや


はすぬま温泉、ゆ〜シティ蒲田など蒲田近辺は黒湯が多いですが、竹の湯(麻布)や戸越銀座温泉、清水湯(武蔵小山)あたりも黒湯ですね。


ねとらぼ


ここの黒湯は熱さも有名ですよね。僕は正直、入れませんでした……。


えんや


黒湯は高温(45度)と低音(42度)に分かれていますが、高温は常連さんに「熱いけど大丈夫?」と声をかけられるほど熱いですね。もはや熱湯に入るために水風呂に向かうような感じです。


ねとらぼ


あれに入れたら達成感ありそうです。ここより熱いところってあるのかな。


えんや


六龍鉱泉(上野)や帝国湯(日暮里)もなかなかアチチですよ。


ねとらぼ


それにしてもこの黒さは最初ギョッとしますよね。


えんや


3センチより下が見えない黒さです。ケロヨン桶に入れてみたら底が見えなくなりました。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 ガチでめちゃくちゃ黒い


ねとらぼ


やばい。入浴剤とかでは再現できないレベル。


えんや


ちなみにこの黒湯はアルカリ性で、角質上部をとかすため肌がすべすべになるそうです!


ねとらぼ


美肌の湯ってやつですね。




黒湯だけじゃない、サウナとお風呂もいいぞ


えんや


黒湯の他には、ラジウム温泉の石が入った電気風呂と超音波風呂があります。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 女湯。手前が超音波風呂、奥が電気風呂


ねとらぼ


黒湯が注目されがちですけど、他のお風呂も普通に気持ちいいですよねここ。


えんや


本当そうなんですよ。超音波は浅めで足が伸ばせるし、電気風呂は湯触りがまろやかな感じがして好きです。


ねとらぼ


あとここ、水風呂めちゃくちゃ気持ちよくなかったですか?


えんや


あーーーーーーわかります!!



蒲田温泉 蒲田 銭湯 女湯水風呂


えんや


2人しか入れない大きさなのにすごい気持ちいいんですよ!!


ねとらぼ


その狭さがいいのかもしれないですね。


えんや


あと、サウナとの相性が良いのかもしれない。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 女湯サウナ


蒲田温泉 蒲田 銭湯 温度設定は95度!


えんや


ここのサウナが結構カラカラ・アツアツ系で良いんですよ。95度設定です。


ねとらぼ


サウナもほどよい狭さでいいんですよね。


えんや


サウナは無料で使えますが、女湯はバスタオルで体を巻いて入るのがルールです。バスタオルは200円でレンタルできます!


ねとらぼ


座るところが高くて、天井付近の熱気をモロに浴びられて気持ちよかった記憶があります。


えんや


開店早々にサウナ入ったのですが、全員常連さんなのに誰一人として会話していなかったのが面白かったですね。みんな自分と戦いにきてる感じで、良い緊張感でした。




蒲田温泉でしか味わえない、ノスタルジー漂う昭和の雰囲気


えんや


蒲田温泉は中もいいけど、外観から既に良い風情が漂っています。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 入り口のアーケード


ねとらぼ


このアーケードいいですよね、これが目に入っただけで気分がアガります。


えんや


この時点で昭和の風情があふれているんですが、ロビーがまたすごいんです!



蒲田温泉 蒲田 銭湯 フロント前


蒲田温泉 蒲田 銭湯 フロント奥の休憩室


えんや


この赤じゅうたん……! 最高すぎる!!


ねとらぼ


完全に温泉街ですよ。


えんや


そしてこの物販の多さに圧倒されます。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 フロント前の物販コーナー


えんや


Tシャツは子供サイズからLLサイズまで、サイズも色もいろいろそろってます。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 蒲田温泉Tシャツ(1000円)


ねとらぼ


実は1枚持っています(笑)。1000円だしお土産として買いやすいんですよね。


えんや


Tシャツやアーケードに使われているこのライオンは、30年前の建て替えの際に“招き猫のように商売繁盛するように”とライオンのマークを使い始めたそうです。


ねとらぼ


猫ではないんだ(笑)。蒲田温泉のイメージに合ってる気がします。ここ、お湯もいいけど、雰囲気がいいんですよ。


えんや


昭和ノスタルジーと下町の良さがそこかしこに漂ってますね。460円で黒湯に入れるし、ビールも飲めるしカラオケもできるし雰囲気も最高だし、万人が行って欲しい。


ねとらぼ


この雰囲気はなかなかよそでは味わえないですよね。



蒲田温泉 蒲田 銭湯 常連さんのカラオケを聞きながらの風呂上がりの1杯は、ここでしか味わえない格別のうまさ。全力でオススメです!



作者プロフィール

えんやほなみ

塩谷歩波 honami enya/イラストレーター

TwitterInstagram

1990年生まれ。東京都出身。小杉湯所属。

インテリアコーディネーターの母と描いた住宅パースから建築の道を志す。早稲田大学建築学科に入学、地方都市の研究を経て建物と人の営みについて興味を抱くようになる。2015年、住宅設計で著名な某設計事務所に就職するも、過労により身体を壊す。休職中、医師の勧めで始めた湯治から銭湯の魅力を知り、喋らずとも温かみを感じられる銭湯という場がいつしか心の支えに。設計事務所で目指していた「誰かの居場所になる建物」としての役割を、銭湯が既に担っていたことに衝撃を受け、「銭湯に恩返しがしたい」と始めた都内の銭湯図解がネットで話題となる。2017年小杉湯に転職、ポスターや店内のデザインを担当している。好きな水風呂の温度は15度。



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