先代猫が天国へ旅立ち1年、保護猫カフェで出会ったのは…… 子猫を迎えるまでを描いた漫画があたたかい(1/2 ページ)
幸せな出会い。
イラストレーターのくもやあきこ(@akikokumoya)さんが、保護猫カフェから猫ちゃんをお迎えするまでを描いた漫画「保護猫カフェで猫をお迎えしました」(全7話)が、Instagramに投稿されています。
6歳の娘さん、4歳の息子さんと暮らすくもやさん夫妻。先代猫の「かりん」ちゃんがお空へ旅立ってから1年……新しい猫をおうちに迎えることを決意しました。
はじめは譲渡会で探すつもりだったくもやさんですが、友人から「保護猫カフェ」でお迎えができる店もあるという話を聞きます。家の近くに譲渡も行っている保護猫カフェを見つけ、2021年の年明けにひとまず“猫カフェ”として下見がてら遊びに行ってみることに。
はじめての猫カフェで、猫たちと遊んで楽しそうな子どもたち。くもやさんはスタッフさんに詳しい話を聞いてみることにしました。すると、見せてもらった猫たちの写真の中に、「この子!」と思えるハチワレ猫の女の子がいたのです。
遊びに来ただけのはずが、どうしても気になったその子と、日を改めてお見合いをする申込書を書いて帰宅したそうです。
迎えたお見合いの日、対面したその子はその場で抱っこもOKなとても人懐っこい子でした。すぐにトライアルすることに決めたくもやさんでしたが、希望は2匹同時のお迎え。
それをスタッフさんに告げると、「その子の兄猫なら、(くもやさんの)子どもたちともたくさん遊んでくれると思います」と、お勧めされた男の子猫を夫さんが気に入り、兄妹猫でトライアルすることが決定しました。
自宅に迎えての1週間のトライアル開始までに、トイレやキャリーケース、ベッド、ゴハンやお水など、猫が生活するのに必要なものをそろえます。
そして身分証明書や必要書類などを提出、くもやさんが訪れた保護猫カフェでは、万が一のときに猫を預かってくれる保証人も必要でした。
猫の譲渡金はくもやさんの場合1匹につき4万円。「高いと思う人もいるかもしれないが、保護猫たちの初期医療やゴハン、通院の際などに使われ、妥当な金額だと思います」と、くもやさん。
そしていよいよ、トライアル開始! はじめは机の下に隠れたりと新しい環境に戸惑っていた2匹でしたが、もともと人懐っこいこともあり夜にはすっかり家に慣れ……。
新たな名前も男の子が「琥珀(こはく)」、女の子が「雲母(きらら)」に決定。2日もすると、恐る恐るだった子どもたちも猫たちに慣れ、抱っこをしたりイタズラをしたら注意したりするように。特に末っ子である息子さんが猫たちに兄のように接する姿はとても新鮮だったそうです。
2020年6月に5きょうだいで生まれた、こはく君ときららちゃん。多頭飼い崩壊のためお世話ができなくなり、捨てられる寸前のところを保護されていました(残る3匹もその後新しい家族が見つかったそうです!)。
2匹との出会いから、“捨てられる寸前の運命だった子たちが、幸せの一歩を踏み出せる、安心して暮らせるおうちが見つかる”……カフェのスタッフさんやボランティアさん、たくさんの人の善意で成り立っている保護活動に感謝の意を示すくもやさん。
トライアルも無事に終了、2匹はそのまま正式な家族となりました。くもやさんは、「この子たちがこの家に選ばれて良かったと思えるように、これからたくさん幸せにしてあげたいと思います」と語っています。
そして、猫をおうちに迎えようと思っている人に「1つの例として参考になればと漫画を描きました。また、猫カフェも1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか」と結んでおり、1匹でも多くの猫の命が助かることを願っています。
甘えん坊で抱っこが大好きな「こはく」君、食いしん坊で膝に乗るのが大好きな「きらら」ちゃん。くもやさんのInstagram、ブログ「イラストレーターくもやあきこの 毎日が推しごと。育児と猫と特撮と」には、2匹の猫ちゃんたちのお話や、子どもたちとのエピソード、大好きな特撮のことなどがたくさん投稿されています。少し大きくなった、こはく君ときららちゃんの写真も見られますよ!
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