「iPad mini Retinaディスプレイモデル」一言レビューまとめ

» 2014年07月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

iPad mini Retinaディスプレイモデル (Apple)

 ディスプレイサイズは同じながら、2048×1536ドット表示の“Retina”ディスプレイと64ビットのA7プロセッサを採用し、より高精細かつ高速になった。容量128Gバイトのモデルも用意する。


園部修 ★★★★★(5.0)

フルスペックをまとったiPad mini

待望のRetinaディスプレイ搭載で解像感が劇的に向上し、Webページや電子書籍のフォントもギザギザが消えていい感じになった。iPad Airとのスペック的な違いはディスプレイと本体の大きさ・重さだけなので、ビュワー中心ならmini、入力やクリエイティブ操作も多いならAir、といった選び方をするとよさそう。初代iPad miniからは少し(Wi-Fi版で23グラム、Wi-Fi+Cellular版で29グラム)重くなるが、その差はあまり気にならない。個人的にはAirではなくmini Retinaを購入予定。


太田百合子 ★★★★★(5.0)

抜群のサイズ感に美しさが加わり、向かうところ敵なし!

7.9インチで薄さ7.5ミリという抜群のサイズ感はそのままに、Retinaディスプレイを搭載。その分、従来モデルよりWi-Fiモデルで23グラム、Wi‑Fi+Cellularモデルで29グラムほど、重量が増している。64ビットのA7チップが搭載され、サクサク度が大きくアップ。Wi-FiがMIMO対応となって高速通信が可能となったほか、Wi‑Fi + CellularモデルのLTE対応周波数帯も増え、特にauのユーザーは買い替えることでつながるエリアがぐんと広がるはず。また新たに128Gバイトモデルも追加され、大容量の動画などを空き容量を気にせずダウンロードできるようになったのもうれしいポイントだ。個人的には、携帯性の高いiPad miniには、iPhone 5sに採用された指紋認証を搭載してほしかったとの思いがあり、その点だけが残念。加えて価格がもう少し安ければ、最高なのだが……。とはいえ、iPadに最適化された47万5000以上のアプリが、そのままこのサイズで利用できるのは大きな魅力と言える。


田中聡 ★★★★(4.0)

小さいけれど、性能面に妥協なし

やはり2048×1536ピクセルのRetinaディスプレイに対応したことが最大のトピック。iPad Airと解像度が同じなので、画素密度は7.9インチのmini(326ppi)の方が、9.7インチのAir(264ppi)よりも高いことも見逃せない。A7チップとM7チップを搭載するなど、性能面で妥協がないのもうれしい。側面の角が削られており片手でも持ちやすいので、外出時にも使うのならminiを選びたい。ただ、前モデルの約308グラムから約331グラムに重量アップした(いずれもWi-Fiモデル)のは、Airの超軽量化を考えると、ちょっと不満。


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