ロボットアニメの歴史を調査した報告書「日本アニメーションガイド ロボットアニメ編」がこのほど公開された。文化庁が進めるメディア芸術振興策「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の一環で森ビルがとりまとめたものだ。

全90ページにおよぶこの報告書は日本のロボットアニメの文化史や作品の変遷をまとめたもの。ロボットアニメと玩具メーカーとの関わりについて考察する対談なども収録した。各年代を代表する作品リストには鉄人28号、機動戦士ガンダムなど94作品をピックアップ。くわえて参考とすべき特撮作品としてウルトラマンや今夏公開の映画「パシフィック・リム」までを網羅している。
調査・執筆にあたったのはアニメ評論家の氷川竜介さん、サンライズ文化推進室の井上幸一室長、ライターの佐脇大祐さん。氷川さんは報告書の背景について「きちんとした『アニメ文化の自画像』を、まず自ら日本国民の手で率先して描き、世界に対して自主的・自覚的に提示すべき時機がきている」と明かし、代表的なサンプルとして「ロボットアニメ」を取り上げたと説明。これを足がかりに今後は魔法少女アニメなどほかのサブジャンルにも広げ、日本のアニメ文化の特徴を浮き彫りにするとしている。

「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」ではこのほかに「日本特撮に関する調査報告書」を5月に公開。庵野秀明監督が「どうか、助けて下さい。特撮、という技術体系が終わろうとしています」とコメントを寄せ話題になった。
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