ミニブタが店長を務めながらブタ肉料理をメインに提供する居酒屋がネットで注目を集めています。昨年11月に石川県金沢市でオープンした「ミニブタ店長のTABOO」というお店です。生きたミニブタのいる店でブタ肉料理だなんて斬新なコンセプトですが、なぜそんな形態に?

こちらがそのミニブタ店長・バオくん
“ミニブタ店長”の名前はバオくん。お店の公式サイトやFacebook、Twitterアカウントでその姿を披露していますが、薄いピンク色の体にピボッと突き出た耳鼻がかわいいです。生後7カ月のミニブタ(ポットベリーとゲッチンゲンのミックス)で、体重は30〜35キロ。営業中はガラスで区切ったスペースから店内を見守っているそうです。

かわいい……
そんなお店のメインメニューは、豚の唐揚げ、豚の角煮卵串といった豚料理。先日にも「ミニブタ店長のとんこつラーメン」とこれまた自虐的な新メニューが登場しました。普段なら食欲がそそられる品々ですが、店長が店長なだけにいろいろ食べづらそう。

ブヒブヒ
どうしてこのようなお店を開いたのでしょう。人間の店長・井上浩太さんによれば、金沢市の「タテマチストリート」というファッション街へ飲食店を出すにあたって、インパクトあるお店にしたかったからとのこと。当初は小籠包屋を出す予定で、そこで材料のブタが店長を務めるのは売りになるのではと思いつきます。案が出たのはよかったものの、動物愛護資格を取得したり、保健所・家畜衛生所の指導のもと下水管工事をしたりと、正式な営業にこぎつけるまでは大変だったそうです。
結果、営業許可をとった上では日本初となる、ブタが店内にいる飲食店がオープンしました。店名「TABOO」は禁止行為的な意味の“タブー”と豚の鳴き声“ブー”をかけたもの。

お客さんからは「ミニブタを見たあとに食べるのはかわいそう」という声も上がりますが、そう言いながらも料理を食べて「おいしい」と満足してもえらるのが常とのこと。「ネットでは賛否両論ありますが、最初から否定意見も予期した上でお店は開いています。中国版Twitter『新浪微博(ウェイボー)』でも話題になり、中国の有名なブロガーさんがわざわざ撮影しに来てくださいました」(井上さん)
バオくんを目当てに来店する人も多く、癒しの場として需要もあるとのこと。バオくんは土日祝限定のランチ営業時はお店の外のケージで呼び込み役も務めるなど、その人気を高めつつあるようです。

街の中をお散歩するバオくん
(黒木貴啓)
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