鳥取砂丘の上空7000メートルを照らす光のタワー「星空のツリー」実施をめぐり、光害に対する懸念の声があがっている。光害問題に取り組むNPO「国際ダークスカイ協会東京支部」は、計画の抜本的な見直しを求める懸念表明を公開。鳥や昆虫などが光に引き寄せられたり、忌避することによる生態系への影響、空全体に光が広がることによる天体観測への影響、周辺住民の生活に与える影響などについて指摘した。

光のタワー「星空のツリー」イメージ(ニュースリリースより)
また、同協会は鳥取県の担当課に対する公開質問状を送っており、5月21日「鳥取砂丘・ジオパーク推進課長」からの回答が公表された。回答内容によると、光害に対する検討はこれまで十分に行われておらず、「現在は企画提案を受けた状況であり、自然環境、動植物、人間諸活動への影響等についての検討は、今後関係機関、専門機関と調整していく予定です」とのこと。


(写真左から)懸念表明、担当課からの公開質問状への回答
「星空のツリー」は、「鳥取砂丘砂の美術館」が2015年10月から1月まで開催予定のイベント「鳥取砂丘光のアートフェア2015」にて実施される予定。19基の大型投光機により照らされるタワーは、東京スカイツリー(634メートル)約11基分に相当する。また、同イベントでは70万個の電球によるイルミネーションなども設置される見込み。
同問題に対する協会の取り組みとこれまでの経緯については、協会の報道リンク集のページにまとめられている。光のタワーに関する事例動画などのリンクもあり、光害の実態が理解しやすそうだ。


(林健太)
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