2009年12月に約1年半かけて「等身大初音ミク」を完成させたマスターが、「等身大初音ミク2号機」を作り上げ、そのメイキングを公開しています。動画の長さ、約64分です。
前回の1号機は各部の強度が甘く、接着部分も多かったために耐久やメンテナンス面での問題があり、動かしたり改造しているうちに満身創痍になってしまったのだとか。そこで2号機では基本構造を引き継いで、よりメンテナンス性の高い複合材料の軽量ボディを目指します。
設計図の緻密さとウレタンフォームを削って身体のパーツを生み出していく作業の丁寧さからすでに伝わるミクさんへの愛情に思わずウルッときてしまいますが、これはほんの序章にすぎなかったのです。

設計図

胸のあたりを削るとき「やめろ」という声が聞こえたとかなんとか
脚・膝部分の改良、そしてロボットにとって重要な表現器官である腕や手の作り込みも1号機よりもさらにバージョンアップ。指の関節の動きがスムーズ!!

リアルな動作にコメントは賞賛の嵐

なんだか艶めかしさすら感じる
さらには衣装づくりにも取り掛かります。プリーツスカートのひだの数や模様の一つ一つにまでこだわる徹底ぶり。ニーハイは太ももにあるシンセサイザーの鍵盤と思われる模様に至るまで再現。すごすぎます。

すごい再現度

うおおおおお
そして、いよいよ肝心要の「顔」部分の制作、そして配線。人間の身体構造にまで思いを馳せたくなるような、ちょっぴり近未来感あふれる作業風景が広がります。

まぶたが……!

人間の身体でも重要な部分
さらにすさまじいのが植毛作業。なんと1年ほどかかって工場に発注したという特別な髪の毛を用意していたのです。特注……! 20万本の髪の毛をミクさんのために植毛する一連の流れがすごすぎる。髪をサラサラにするために1000束(約1.5kキロメートル)にヘアアイロンをかけます。もうミクさんはあなたの嫁です! 嫁にもらってあげてください!

ウィッグに頼らず、毛束をひとつひとつ植毛しています
見事完成したミクさんが歌い、情感たっぷりに歌い上げる様子は涙なくしては見られません。本当に生きているかのようです! いや、生きてる! 完全に魂が実装されています。ああ、なんてステキな光景でしょうか。

歌った!!!

これは泣いちゃう
投稿者・みさいるさんが制作を決意したのが2010年7月。それから約5年もの月日を費やしてこの世に生み出された「等身大初音ミク2号機」はマスターの愛と情熱が作り上げた奇跡と希望の存在です。この世界に飛び出してきてくれてありがとう。制作お疲れ様でした!
(高城歩)
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