蛭子能収さんが渋谷パルコで展覧会「新春えびすリアリズム」を開催することになりました。期間は2016年の元日から18日まで。

(C)蛭子能収
蛭子能収さんといえば今はタレントのイメージが強いかもしれませんが、1973年に雑誌「ガロ」で入選し漫画家としてデビュー以来、不条理でシュールなギャグ漫画や独創的な作品を多数発表してきました。1980年以降には、映画監督をはじめ、俳優、タレントとして活躍しはじめると、バラエティー番組などで、その変わった人柄が取り上げられました。
今回の展覧会、広報の江尻さんによれば奇才アーティスト・蛭子能収のシュールでポップなワールド全開の作品を、年代を追って公開しているのだとか。また、初公開の新作もあり、大規模なものとなっているようです。
ここで、少しだけ蛭子さんの作品をご紹介しましょう! まずはこの作品。

「飛べる人」2011年
(C)蛭子能収
この人たちは、自らの殻を破って飛び立ち、一生懸命に生きる人たちの象徴なのでしょうか? 苦しそうな表情の中にも前向きさが現れている気がします……。
続いてはこちら。

「踊りましょう」2011年
(C)蛭子能収
人類滅亡の日が来ても、踊っていようよ! というメッセージが込められているのかも? できることなら私もそうしていたい。
そして最後に、こちらの作品です。

「飛び出す宝物」2015年
(C)蛭子能収
パルコから飛び出てくる笑顔の人たち。ということは「えびすリアリズム」はみんなが笑顔になる宝物の一部? そこでフタを手に伺っている女性は、もしかしたらこれをみて展覧会に行こうか迷っているあなた自身なのかもしれません……。
解釈の正しさは別として、芸術の真価は蛭子さんの作品のように不思議すぎて意図が分からないものを、あれこれ考えることにあるのかもしれません。そんな考えに対し、「意味なんてないですよ」と言う蛭子さんの顔が浮かびます……。
他にも、日めくりカレンダー「生きるのが楽になる まいにち蛭子さん」も会場で販売予定です。

「生きるのが楽になる まいにち蛭子さん」
(C)蛭子能収
そして1月3日13時から「蛭子さん似顔絵サイン会」の開催が決定。対象書籍を購入した先着100人は、蛭子さんを生で見ることができちゃいます。そのときに、作品の意図も気軽に聞けるかもしれませんね。作品をみて自分が感じたことの答え合わせをしてしまうことも、蛭子ワールドの真骨頂のような気もします。
新年一発目の芸術鑑賞が、「新春えびすリアリズム」であれば、いつもと違った1年が訪れそうな気がするのは私だけでしょうか? ぜひ、みなさんもその目で確かめてください。
(伊佐治龍/LOCOMO&COMO)
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