「Phantom」「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」など、多くの人気作品のシナリオを手掛ける虚淵玄さんの新プロジェクトとなる武侠ファンタジー人形劇「東離剣遊紀」(Thunderbolt Fantasy)が2月5日に発表されました。2016年夏にテレビでのオンエアを予定しています。
台湾との映像企画で、17世紀発祥の伝統芸能「布袋劇」とのコラボ。虚淵さんは原作・脚本、総監修を担当。2月7日に開催されるワンフェスのニトロプラスブースで、PVなどが公開される予定です。



ニトロプラスによる「虚淵玄新プロジェクト」公式アカウントがTwitterに登場したのは1月15日。虚淵玄新プロジェクト、その言葉だけで何かを感じ取った多くの人がその動向を注視していました。
その後、ワンフェス前の2月5日に情報解禁することがアナウンスされると、虚淵さんもTwitterで、「まどかマギカ以降に虚淵を知ったお客さんは『!?』となるかもしれませんが、10年前から虚淵を知っている方々ならば、『ああ、なるほどね』と手を打つような、そんな方向性のものなんじゃないか」とツイートしていました。
続けて、誰かの立ち上げたプロジェクトでなく、自発的に作りたいものを提案し、そのプロデュースを会社(ニトロプラス)に提案した結果だからとしています。
これは「実にジャンゴ以来9年ぶり」と虚淵さん。ジャンゴとは、9年前の2007年に虚淵さんの脚本で発売された「続・殺戮のジャンゴ」のこと。マカロニウエスタンなエロゲーと表現できる同作の評価は分かれるところですが、自身の作りたいものを届けようとする思いは、人形活劇に何かを見いだしたようです。
ニトロプラスの代表取締役兼プロデューサーの小坂崇氣(でじたろう)さんも、今回のプロジェクトに「実に虚淵らしい企画」「挑戦的であり、正統なコンテンツでもある」と評するツイートをしています。
まどマギの新作を期待した向きは肩を落としたものの、虚淵さん“らしい”作品に期待する声も多く、今後の続報が待たれます。
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