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オープンを待ったかいがあった! 次世代のパークが上海に登場
2010年11月、ディズニーは正式に上海ディズニーランドにゴーサインを出しました。それから約6年、2016年6月16日12時に「上海ディズニーリゾート」はオープンしました。単なるテーマパークから「リゾート」へ進化し、ロサンゼルス、フロリダ、東京、パリ、香港に次いで世界で6カ所目のディズニーリゾートを体験してきました。
中国ゲストの状況や混雑度合い、文化的な違いなどは今回一切取り上げません。そんなことよりも、ディズニーがいうところの「夢はかなう」を体現してしまったパークであることが重要だと感じました。ディズニーを追いかけてきたマニアが、このパークの何に惚れたか、まずはとあるアトラクションから紹介したいと思います。


新世代「カリブの海賊」の衝撃
そのアトラクションとはカリブの海賊。「パイレーツ・オブ・カリビアン:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」(沈められた財宝をめぐる闘い)は映画版「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズをもとにした、上海にしかないアトラクションです。

ざっくりとしたストーリーの概略は実はほとんど東京版と同じで、海賊たちの末路であるガイコツのシーン、そして海賊たちが活躍していたころに時間を移動し、最後には海賊同士のバトルを目の前にするというもの。流れは同じながら、このアトラクションではディズニーのイマジニア(イマジネーション+エンジニアという意味を持つ造語)たちによる最新の演出技術が取り入れられています。単なる「水流ライド」ではなく、ボートのスピードは変幻自在、さらには横にスライドしたり、後ろ向きに進んだりします。突然目の前に登場するジャック・スパロウ。そしてまるで生きているかのように動くデイヴィ・ジョーンズ……それだけではありません。

このアトラクションの鍵は「没入感」。それを維持するための大仕掛け、小仕掛けが大量にあります。その構造を支えているのは新旧さまざまな演出方法で、古くは「ペッパーズ・ゴースト」と呼ばれるハーフミラーを使った合成技術や、紗幕を使った光の演出、そしてオーディオアニマトロニクスと呼ばれるロボット技術に加え、ディズニーが“ダイナミック・エンバイロンメント”と呼ぶ、プロジェクションマッピングを使った演出がふんだんに使われています。
果たして、ジャック・スパロウが海の底に沈む財宝を手にして「ヨー・ホー!」の歌声を響かせるのか、はたまたその財宝は幻に過ぎないのか――それはぜひ、その目で見て確かめてください。最新の技術を惜しみなく投入しながら、かつ現行の「カリブの海賊」ファンの期待も全く裏切らない、世界最高級のディズニー作品だと思います。YouTubeの動画では全く伝わらない、体験こそがすべてのアトラクションでした。

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