1934年に登山中の事故で亡くなったベルギー国王アルベールI世。“真の死因”をめぐり今なお陰謀論がありますが、現場に残された血痕をDNA分析した結果、一部の陰謀論に合致しない結果が出たと同国のルーヴェン・カトリック大学が発表しました。

アルベールI世は1934年2月17日、岩山「マルシュ=レ=ダム」から転落し亡くなりました。しかし目撃者がいなかったことから今日まで陰謀論がささやかれており、「別の場所で殺害された」「転落はあとから偽装したもの」などと言われています。ただしこうした説を裏付ける証拠は見つかっていません。
ルーヴェン・カトリック大学が行った調査は、地元の人々が事故直後に現場で集めた血痕のついた木の葉のDNA分析。生存しているアルベールI世の親族2人のDNAサンプルと、血痕のDNAを比較しました。その結果、葉に付着していたのはアルベールI世の血であることが分かったと同大学は述べています。

事故から80年がたち、関係者も亡くなり、物的証拠もほとんどがなくなっている中で、この結果は歴史的な重要性があると研究チーム。すべての臆測を退けることはできないだろうとしつつも、遺体がよそから運ばれてきたという説はあり得ないものとなったと述べています。
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