リオ五輪・女子レスリング53キロ級で金メダルを獲得したアメリカ代表のヘレン・マルーリス選手について、「吉田沙保里を破ったアメリカ人の感動エピソードはデマ」というタイトルのブログ記事が公開され拡散されていました。しかし、実際はこの感動エピソードはデマではなく事実であることが判明し、現在はブログ自体が非公開となっています。


この「感動エピソード」というのは、ヘレン選手はアテネ五輪のときに吉田選手の優勝する姿を見て憧れを抱き、両親に一時はレスリングを続けることを反対されながらもここまで上り詰め、あこがれの対象であった吉田選手を破りついに金メダルを獲得したというもの。Twitterを検索すると、このエピソードに触れているツイートが多数見受けられます。
一方、ブログ記事がこのエピソードをデマであるとした理由は、「ネット上にソースがないから」でした。確かにネット上では、どんなに検索してもこの話は出てきません。
しかし、実際はNHKの中継で、両選手の入場のときに実況が取材を元にこのエピソードを紹介していました。さらに、TBSで8月19日13時55分から放送された「ゴゴスマ」内でも紹介されています。
ネット上でソースを確認するのは重要ですが、ネット上にはない情報も存在します。簡単にデマであると断定するのは、やめた方がよいでしょう。
追記
NHKでの該当部分のアナウンスを書き出しました。
ヘレン・マルーリス24歳。アテネオリンピック、吉田沙保里の優勝のそのシーンをテレビで見ていました。いつか自分はその頂きへ。(中略)かつては、レスリングを止めようかと思った。両親の説得がありました。2004年。吉田沙保里が優勝したアテネ。その種目に採用されて両親は種目を、このレスリングを続けることを許可しました。
また、「吉田沙保里に憧れていた」という表現を使用したのは、TBSの「ゴゴスマ」となります。
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