11月2日(米時間)にメジャーリーグのワールドシリーズ第7戦で、シカゴ・カブスがクリーブランド・インディアンスを8対7で破り、108年ぶりとなるシリーズ優勝を飾りました。これを受けTwitterでは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」の予言が1年違いで当たった! と興奮する声が相次いでいます。

カブスのワールドシリーズ優勝を知らせるカブス公式Facebook
1989年公開の同作には、2015年の未来にやってきた主人公が「シカゴ・カブスがワールドシリーズで全勝する」という報道を見て驚くシーンがあります。カブスは1945年から今回優勝するまでリーグ優勝すら果たせていないチームでした。公開当時の人々に「あの弱小チームが優勝、しかも全勝だなんて」と時代の変化を印象づけるジョークとして用いられたのです。

2015年10月22日にUSAトゥデイが発行した、映画に出てくる紙面を再現した新聞。左上に「CUBS SWEEP SERIES IN 5」と書かれている(関連記事)
カブスは昨年もめざましい活躍をみせ、ちょうど作中の舞台となる2015年10月22日(現地時間)ごろは、ナ・リーグ優勝決定戦をメッツと争っている真っ最中でした。まさかこのままナ・リーグ代表となって、本当にワールドシリーズを4タテで勝利するのでは……と、映画の「予言」が的中しないか注目を集めていたのですが、残念ながらメッツに4タテを食らってリーグ敗退という結末に。
実は映画が公開されるずっと前からカブスには、「ヤギの呪い」と呼ばれるジンクスがありました。1945年のワールドシリーズ第4戦、いつもヤギを連れて観戦しに来ていたカブスファンが、この日に限って球団側から「臭いがくさい」とヤギと一緒に入場拒否されてしまいます。激怒したファンは「カブスは二度とワールドシリーズに勝てない」と言い放って球場を後にしたのですが、この日からカブスは71年にわたってリーグ優勝すらできない状況が続いたのです。
昨年のリーグ敗退も「ヤギの呪い」の強さをうかがわせましたが、今年は見事ジンクスを打ち破ってワールドシリーズ優勝。4戦全勝ではなかったものの、108年ぶりの優勝をわずか1年違いで予言していた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はあっぱれです。Twitterでは「ゼメキスほぼ予言者だった」「予言はニアミスで実現したんね笑」と、この奇妙な巡り合わせを楽しむ声があがっています。


シカゴVSインディアンス、実は名作同士の対決でもありました
ちなみに相手のインディアンスといえば、1989年公開の映画「メジャーリーグ」でもこれまた弱小チームの代名詞としてモデルになったチーム。勝てば68年ぶりのワールドシリーズ優勝ということで、同作でインディアンスの投手役を演じていた俳優のチャーリー・シーンさんも応援にかけつけていましたが、惜しくも破れてしまいました。映画ファンが優勝を期待するのは、お次はこちら?
最終戦直前にインディアンスの応援へ気合満タンのチャーリー・シーンさん。落ち込んでませんように……
(黒木貴啓)
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