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「(話の)さわり」「ぞっとしない」を、半数以上の人が本来とは異なる意味で理解しているという調査結果を、文化庁が発表しました。

本来の意味は太字部分(文化庁の資料より)
全国の16歳以上の男女約2000人から有効回答を得た「国語に関する世論調査(2017年度)」で明らかにされたもの。「(話の)さわり」は本来、「要点」を意味するのですが、全体の50%超が「話などの最初の部分」を指す表現と回答しました。年齢が高いほど本来の意味で理解する傾向があるものの、60歳代でも半数以上がそれとは別の意味で認識しているという結果になりました。
「ぞっとしない」でも、50歳以下の全世代で過半数が「恐ろしくない」という本来とは異なる意味で回答。「怖い話にぞっとする」との対比から、「恐ろしい」の否定形として捉えているのかもしれません。ちなみに、本来の意味「おもしろくない」を答えた人は、全体のわずか22.8%にとどまりました。
年齢による言葉の理解の違いがはっきり出たのは「知恵熱」。50歳代を境に若いほど「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」、年齢が高いほど「乳幼児期に突然起こることのある発熱(本来はこちらの意味)」と用いる傾向が見られます。


世代別に調査結果をまとめたグラフ。「さわり」「ぞっとしない」を本来とは異なる意味で理解している人の割合(青色の線)は、年齢が高いほど減少(文化庁の資料より)

「知恵熱」は年齢によって意味が変わってしまう、ちょっと不思議な言葉になっているようです(文化庁の資料より)
慣用句の言い方に関する質問では、「足をすくわれる」を本来とは異なる「足下をすくわれる」で使用している人が64.4%と過半数を占めました。また、「存亡の機」に関しても、1字追加した「存亡の危機」として使う人が80%超。年齢による差はあまり見られず、「存亡の機」と本来の言い方をすると、かえって違和感を与えてしまいそうです。

本来の意味は太字部分(文化庁の資料より)

「存亡の機」は、本来の言い方をする人のほうがマイナー(文化庁の資料より)
(マッハ・キショ松)
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