いつも誰かとつながれるあたたかなインターネット。しかし昨今では便利すぎるあまり、窮屈な思いをすることも増えてきました。『花のズボラ飯』(原作:久住昌之)で話題となった水沢悦子先生の最新作『もしもし、てるみです。』は、そんなつらく苦しいネットからの離脱を宣言する渾身の一作です。

「もしもし、てるみです。」 なつかしの黒電話
ネットにつながらない携帯電話「もしメカ」シリーズを販売する「もしもし堂」の“てるみ”さんは、いつも窓口に座ってクロスワードパズルに没頭します。てるみさんは今どきの便利な携帯を使わず、SNSに没頭することも、ネットの口コミをうのみにすることもないお姉さん。まったりとして、それでいてシニカルです。

ノスタルジーが詰まったこの風景、最高です【call1】
てるみさんの元には、恋する男子中学生“鈴太郎(りんたろう)”がたびたび訪ねてきます。鈴太郎は同じ学校のカノジョにフラれ、交際中のあれこれをSNSにばらまかれて傷心中というヘビーなトラウマを抱えつつ、気持ちはとっくにてるみさんに乗り換え済み。

いかにも大人のてるみさんに、真っすぐすぎる鈴太郎が対照的【call1】
「ネットから遠ざかって生きる!」と力強く宣言したその口で早速飲食店のネット口コミを話し、てるみさんにずばっと斬り捨てられるなど、残念さには事欠かない鈴太郎。絶妙に同情の余地がありませんが、ピュアで真っすぐで、エッチな気持ちを隠し切れない正直さはなんとも憎めません。

てるみさんへの妄信と性への葛藤が混ざり合う!【call9】
鈴太郎の周りはまだまだネットに毒された世界であり、年頃の欲望をあらわにしたクラスメートがネットを介した内外で大騒ぎ。作中には中学生ぐらいの年頃によくある、うまくいかないエピソードがあふれています。おませな女子や、買えないエロ本に思わずキュン……。

元カノに送ったポエムがさらされてバズる地獄【call7】

鈴太郎の電話に興味を持つ同級生たち【call6】
あるあるすぎるネット事情も、水沢先生のほんわかタッチがすがすがしく痛快に描き切ります。ネットから一歩引いてみれば、こんな風景が広がっている……のかもしれません。

疑心暗鬼なばかりではない、大切なことも教えてくれるてるみさん【call34】
コメントランキング
「都会すぎず田舎すぎない」 永住したい“京王線沿いの街(駅)”上位に「街として完成度高い」「住んだことあるけどまじで住みやすい」の声(3/3) | 住まい ねとらぼリサーチ:3ページ目
「実はこれが好き!」 【六花亭】お菓子、あなたの一番は?【2026年版・人気投票実施中】(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「まさかの組み合わせだけど……実はウマすぎ!?」 「カップワンタン」に合う“最強ご当地フード”選手権! あなたが一番食べてみたいのは?【人気投票実施中】 | 国内 ねとらぼリサーチ
「クオリティが違う」 “刺身がマジでうまいと思う都道府県”第1位に「ここに住みたい」「スーパーに並ぶ刺身の透明感は現地ならでは」(6/6) | グルメ ねとらぼリサーチ:6ページ目
「立地は神です」 “首都圏で立地の評価が高い大学”ランキング! 上位に「ホテル的な建物で校舎も綺麗」「第1志望ではなかったけど、日々充実」の声(2/2) | 大学 ねとらぼリサーチ:2ページ目