3000年の歴史を誇り、日本三湯の一つに数えられる道後温泉。その中核を成す道後温泉本館は明治27年に建てられてから老朽化が進んでおり、保存修理工事にあたり約5億円規模のクラウドファンディングが12月1日より実施されます。

古くは聖徳太子が来湯し、夏目漱石が足しげく通ったことでも知られる道後温泉本館。全国で唯一の皇室専用浴室「又新殿」があり、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しを実現。公衆浴場では初めて重要文化財に指定されました。
そんな道後温泉本館は、これまでにない重要文化財の保存工事にチャレンジ。「全国初、浴場営業をしながらの保存修理工事」「明治〜大正〜昭和と増改築を繰り返した複雑な建築物の修理」などの難問へ立ち向かいます。平成30年秋以降で工期は約7年間、総事業費は約26億円にも。

その費用を捻出するために12月1日より実施されることになったクラウドファンディング。松山市外の人が1万円以上(5万円未満)寄附すると道後温泉本館優待券が10枚と、別館の飛鳥乃湯泉優待券が2枚もらえます(共に1年間有効)。


さらに5万円以上(15万円未満)の寄附をすると、寄附者の名前が刻まれた1年間フリーパスを進呈。さらに50万円以上の寄附になれば、10年間フリーパスがもらえます。なお松山市民の場合は1万円以上を寄附すると、それらの代わりに本館屋上の塔屋「振鷺閣」にある太鼓を叩ける権利が抽選100人に当たるとか。
その他にも1万円以上の寄附で「プロジェクトメンバー名刺」も2種類のデザインで50枚ずつもらえるほか、5万円以上の寄附で、額に応じて「るるぶトラベル」による松山市内への宿泊予約を行う際に、使用が可能な割引クーポンコード「きふたびクーポン」がもらえます(クレジットカードによる寄附者限定)。


なお法人による寄附の場合、1万円以上でホームページ・Facebookへの記名、オフィシャルサポーター認定証、寄附受領証明がもらえ、100万円以上になると社内のロゴをホームページなどへ載せられるそうです。
平成29年度から平成35年度までの間で総額約5億円の寄附をクラウドファンディングで「年3回の合計19回」に分けて募る予定で、第1回目は12月1日〜平成30年(2018年)3月31日までの予定です。

年間約80万人の入浴客が訪れる施設ですが、この建て直しの背景には、南海トラフ巨大地震の脅威もしのび寄っていることがあるそうです。愛媛と日本の宝を守る寄附を関係者たちは待っています。
なお、寄附は12月1日より、政府・自治体が行うクラウドファンディング総合サイト「ふるさとチョイス」などではじまる予定です。
※画像はプレスリリースより
(辰井裕紀)
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